ワンピースのサンジの命の恩人でもあり育ての親でもある「海上レストランバラティエ」のオーナーゼフ。
イーストブルー編で誰もが感動したストーリーでもある、サンジとゼフの物語は、原作とアニメ版では相違があるんですよね。
今回はそんな「赫足のゼフ」の足がなくなった理由についてまとめましたのでご覧ください。
赫足のゼフとは
主人公ルフィの故郷東の海(イーストブルー)にお店を構えるバラティエオーナーでサンジの足技の師匠でもあります。
髭を伸ばして三つ編みにした“よさ毛”と、頂点が画面に収まらないほど高い“晴天割コック帽”がトレードマークの強面の老人で、元荒くれ者の料理人ばかりが集まるバラティエをまとめあげる凄腕。
海賊時代はヒゲをリボンて束ねて今とさほど変わらぬ風貌をしていました。
クッキングジョージ号に乗りグランドラインを1年間航海した後、無傷で生還。
しかも船長がコックという異例の海賊。
海のコックであるため海上における食糧の大切さを誰よりも理解しており、海賊時代は度々客船などに対して略奪行為を繰り返していたが、船員たちには「余所の食糧は絶対に奪わない」という鉄の掟を課し、破ったものには容赦のない制裁を加えていた。
「赫足」の由来は戦闘の際に敵を蹴り倒し返り血を浴びて赤く染まったゼフの靴が赤かったからその通り名がついたと言われています。
ゼフの足がなくなった理由|原作とアニメ版の相違
バラティエのオーナーゼフは、サンジの未来と引き換えに自分の足を失い、海賊を辞めることとなっています。
ゼフがサンジを助けた理由に「自分と同じ夢を持っていたからだ」と語っています。
その夢とは「オールブルー」
4つの大陸全ての海の生き物が一堂に会す海。
ゼフがグランドラインで航海したのも、オールブルーを探すためであり、そこで多くの可能性を見出したと語っています。
その夢をサンジに託すことに決めて自分の足をサンジに賭けたのだと思います。
ルフィに賭けたシャンクスと同じような状況ですよね。
サンジはその後命を救われたゼフのもとで成長していきます。
ルフィとともにゼフの元を離れる際のこの別れのシーンは涙なしには読めませんよね。
ゼフとサンジはここまでの絆を結ぶきっかけとなったエピソード。
ゼフが足を失った理由の原作とアニメ版の違いを確認しましょう。
【原作】ゼフが自分で切断し足を食べた
原作でゼフが右足を失った経緯は、グランドラインから帰還したクック海賊団が、客船オービット号を襲撃した際にサンジと出会いました。
その際に海難事故に会い、サンジとともに海に落ちました。
なんとか、大きい岩の塊の上に辿りつき、85日間の無人島生活で餓死寸前まで追い込まれます。
残った5日分の食料をサンジに全て与え、自分は覚悟を決めて足を切断します。
サンジはゼフが自分より多く食料を持っていると勘違いし食料を奪いに行きます。
食料の袋だと思い覗くと全部財宝の袋でした。
ゼフに近づき、ゼフの身に何が起きたのかを理解したサンジは腰を抜かします。
自分の足を食べ意味伸びた赫足のゼフ。
それは海賊「赫足のゼフ」の死を意味します。
麦わらの一味はみんな大事な人の死に直面しています。
サンジはこの時に「赫足のゼフ」の死に直面したのでした。
【アニメ】海中で足に鎖が絡まったが、サンジ助けるために犠牲にした
アニメ版では、海難事故でゼフ自身の足が挟まってしまい、サンジを救うために自分の足を諦めたという設定に変更されています。
これはテレビ的に自分の足を食べるという描写が問題があるためとされています。
確かに自分の足を食べるというのはカニバリズムという問題でテレビじゃ放送はできないでしょう。
ですが、原作でも足を食べるシーンは書かれておらずサンジの問いかけにゼフが答える形で明かされています。
個人的には原作の設定の方が好きです。
ワンピースは体の一部を失った海賊が多い
ワンピースには体の一部を失った海賊が多く登場します。
赫足のゼフの他にも
シャンクス・・・腕
クロコダイル・・手首から先
青キジ・・・足
海賊好きの尾田さん。
史実で一番有名な海賊フック船長がいるように、どこか欠損しているのが強さの証のようなイメージもありますからね。
赫足のゼフの強さはどれくらいか|ギンに不覚をとった
赫足のゼフの強さはどれくらいなのでしょうか?
ワンピースの序盤に登場したため、まだ覇気の存在もなく悪魔の実もまだ多く登場していない時期でした。
そのため、覇気は使えませんし、非能力者の設定です。
なのですが、ゴム人間のルフィに打撃が効いている描写があります。
グランドラインを無傷で1年航海するほどの実力なので覇気が使えてもおかしくはありません。
グランドラインのどこまでたどり着いたのかは不明ですが、1周してくるか、カームベルトを抜けられないと、グランドラインから帰還することはできないため、相当の実力者ということがわかりますよね。
仮に覇気が明確に定義されてから登場していたら間違いなく武装色の覇気を使っていただろうと思われる存在です。
ですが、グランドラインの前半で帰ってきたクリーク海賊団のギンに義足を折られて銃を突きつけられえています。
足を失い、老いているから仕方ないと思いたいですが・・・
赫足のゼフの強さの設定の曖昧さ
老いたから衰えたのかというと、例えば元ロジャー海賊団の副船長シルバーズレイリー。
彼は見た感じ、赫足のゼフと同世代のように見えます。
全盛期よりはかなり衰えているようですが1人で海軍大将の黄猿と対等に渡り合いました。
そう考えるとグランドラインを渡ったレベルの赫足のゼフが、覇気も使えない、グランドラインを命からがら逃げ帰ってきたクリークの一味にやられるとは思えません。
ストーリー上、仕方ないとはいえますが。
本気出せば追っ払えたけどルフィやサンジ、若い未来の成長のために賭けたとかそういうことなのでしょうかね。
赫足のゼフにとって足を失うのは戦闘不能を意味するとクリークも言っていますし、それくらい戦闘能力が落ちたということなんでしょうね。
レイリーはどこも失っていませんしね。
ゼフの海賊としての格はどれくらいか?懸賞金は
「赫足のゼフ」はどれほどの海賊なのでしょうか?
クック海賊団の船長時代にどれくらいの懸賞金だったかは不明ですが、グランドラインを1年無傷で航海した実力は並みじゃないはずです。
グランドラインの前半時のルフィ以上であることは間違いありません。
新世界にたどり着いているのかは不明ですが、アニメ版では「ウォーターセブン」までは辿りついたことは明かされています。
賞金額は不明ですがオールブルーの可能性をサンジに語ってるので新世界に行ってる可能性がある事
あと一年後にグランドラインから帰還してるのでカームベルトを超えたかレッドラインから脱出しか方法が無いので
海王類の大群を凌げる力か少なくともレッドラインに行き着ける力は証明されてますね
麦わらのルフィの懸賞金と比較しても最低でも数千万〜1億はあったことでしょう。
レイリー等引退した海賊を海軍が捕まえようとしないところを見ると、手配書は取り下げられないものの海賊行為をやめたので追いかけられていないというところでしょう。
赫足のゼフは覇気使いか
その強靭な脚力と鋭い蹴りは岩をも砕き、鋼鉄にすら足形を残すことが出来たと言われるゼフ。
上にも挙げたように覇気使いの特徴、「ルフィに打撃が効く」描写があります。
「赫足のゼフ」は覇気使いだったんでしょうか?
もしゼフがグランドラインの前半まで行けたということであれば、覇気は使えないが単純な強さでなんとかなったという可能性もあります。実際にルフィたちが覇気を使えるようになったのは2年間修行したあとなので。
ただクリークが「悪魔の実の能力者がうじゃうじゃいるあの海域で、やつは対抗する術を持っていたはずだ。」
と語っていることから、それが「覇気」のことを言っている可能性も充分考えられます。
サンジとゼフはどちらが強い?
ゼフはサンジの命の恩人であり、料理と戦闘を教えた師匠でもあります。
同じような技を使う2人がどちらが強いかはファンの間では永遠のテーマにもなっています。
おそらく、グランドライン前半の海まではゼフの全盛期の方が強かったのではないでしょうか。
何しろ無傷で帰還できるほどの実力者ですからね。
2年の修行後はいい勝負かサンジの方が強いか・・・というところでしょう。
赫足のゼフまとめ
いかがでしたでしょうか?
赫足のゼフが足をなくした理由をまとめてきました。
ルフィにとってのシャンクスのように、サンジにとってもゼフが海の厳しさや大切なものは何かなど教えてくれた大切な人ということになります。
ワンピースには、生き方的にかっこいい男がたくさん登場します。
赫足のゼフも間違いなくその中の1人ですよね。