ワンピース第1163話でついに確定した、キャプテン・ジョンのジキジキの実。ロックス海賊団の一員として白ひげやビッグ・マムと肩を並べながら、財宝への執着が身を滅ぼした男の正体には、まだ語られていない秘密が眠っている。
バギーが血眼になって追い求めるトレジャーマークの行方。ユースタス・キッドとの「キャプテン」の異名の符合。ゲッコー・モリアに利用されたゾンビとしての姿。
この記事では、キャプテン・ジョンにまつわる全情報を原作の描写に基づいて整理し、能力の詳細からキッドとの親子説、財宝の在処まで徹底的に考察する。
この記事のポイント
- キャプテン・ジョンはジキジキの実の前任者で、技「暴贖握磁気(ビッグイーター)」を使用していた
- 死因は財宝の独り占めによる部下の反乱。ゴッドバレーでもガンズイに攻撃されている
- キッドとの共通点は「キャプテン」の異名・ジキジキの実・口元の類似の3つ
- バギーが追うトレジャーマーク(ガラスの腕輪)は、磁気能力者が身につけられる素材として合理的
- スリラーバークでは将軍ゾンビとして登場し、影の持ち主と「フヘヘ」という笑い方が一致する
キャプテン・ジョンの能力と死因をワンピース原作から解説
- キャプテン・ジョンとは何者か|ワンピースでの基本情報
- ジョンは何の実?ジキジキの実の能力と「ゴロゴロの実」説の真相
- キャプテン・ジョンの死因は部下の裏切り
- ジョンの死亡時期とゾンビ化の経緯
- キャプテン・ジョンの強さは弱い?将軍ゾンビの実力
- ゲッコー・モリアに利用されたキャプテン・ジョンのゾンビ
キャプテン・ジョンとは何者か|ワンピースでの基本情報
キャプテン・ジョンは、ワンピースに登場するロックス海賊団の元メンバーで、財宝のためなら残虐の限りを尽くしたとされる伝説の大海賊だ。白ひげ、ビッグ・マム、カイドウ、シキといった後の四皇クラスの海賊たちと同じ船に乗っていた人物である。
名前自体は第233話(25巻)で初めて登場し、ゾンビとしての姿は第450話(47巻)のスリラーバーク編で描かれた。生前の姿が明かされたのは第1096話「くまちー」で、ゴッドバレー事件の回想からだ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 通称 | キャプテン・ジョン |
| 所属 | ロックス海賊団(生前)/スリラーバーク海賊団 将軍ゾンビ(没後) |
| 悪魔の実 | ジキジキの実(超人系・磁気人間) |
| 技 | 暴贖握磁気(ビッグイーター) |
| 笑い方 | フヘヘ |
| CV | 岡本寛志(生前・ゾンビ共通) |
| 初登場 | 名前:第233話/ゾンビ:第450話/生前:第1096話 |
| 死因 | 財宝独り占めにより部下に刺殺 |
紫髪のロン毛にアゴの無精髭、ハンサムな顔立ちという容姿。大酒飲みで常に酒瓶を持ち歩き、宝に対して異常なほど強欲な性格だった。ロックス海賊団がハチノスを支配した時期にはすでにメンバーとして所属しており、加入時期はそれ以前と推測される。
ジョンは何の実?ジキジキの実の能力と「ゴロゴロの実」説の真相
かつてネット上では「キャプテン・ジョンはゴロゴロの実(雷の能力)の先代能力者ではないか」という説が流れていた。根拠は2つあった。
- トレジャーマーク(腕輪)がガラス製であること。ガラスは絶縁体なので、雷の能力者なら身につけられるという理屈
- 財宝をライジン島(雷の島)に隠したのではないかという推測
しかし、この説は第1163話で完全に否定された。キャプテン・ジョンの悪魔の実はジキジキの実。超人系(パラミシア)の能力で、磁気を操りあらゆる金属を自在に引き寄せる力を持つ。現在の能力者であるユースタス・キッドの前任者にあたる。
ゴロゴロの実説が崩れた理由はもう一つある。キャプテン・ジョンの死因は「部下に刺されたこと」だ。ロギア(自然系)の能力者であれば物理攻撃を受け流せるはずで、刺殺されること自体が矛盾する。ジキジキの実は超人系なので、覇気を使わなくても刃物は通る。
ガラスの腕輪についても、ジキジキの実の能力者だからこそ合理性がある。磁気を操る人間が金属製のアクセサリーを身につければ、自分の磁力に引き寄せられてしまう。ガラスなら磁気の影響を受けない。
ジキジキの実の技「暴贖握磁気(ビッグイーター)」の描写
ゴッドバレー事件の回想で、キャプテン・ジョンはこの技を使って島中の財宝を自分の元に引き寄せた。強烈な磁力を放出し、金属を一気に吸い寄せる大技だ。
注目すべき点がある。本来、金(ゴールド)は磁性を持たず、磁力では引き寄せられないはずだ。それなのに金の財宝まで集まっていた。これはキッドがビッグ・マム戦で見せた「付与」のように、対象に磁気を帯びさせる覚醒技だった可能性がある。
キッドとジョンの能力の使い方の違い
同じジキジキの実でも、キッドとジョンでは使い方が対照的だ。キッドは金属を武器として身にまとい、直接的な攻撃手段として磁力を用いた。対してジョンは、財宝を引き寄せるための「収集ツール」として使っていた。
覚醒に至っていたかどうかは原作で明言されていない。ただ、金にまで磁力が及んでいる描写を見る限り、少なくとも通常の磁力の範囲を超えた使い方をしていたのは確かだ。
「何の実?」に対する最終回答
結論として、キャプテン・ジョンの悪魔の実はジキジキの実で確定している。ゴロゴロの実ではない。第1163話の描写が決定的な証拠であり、機械のような巨大な右腕がキッドの義手と酷似していたことも裏付けとなった。
キャプテン・ジョンの死因は部下の裏切り
キャプテン・ジョンの死因については、作者・尾田栄一郎が49巻477話のSBSで直接語っている。
ゾンビ「キャプテン・ジョン」のお腹をよく見て下さい。いくつもの刺しキズと、刺さったままの2本の剣。これは財宝を独り占めしたジョンが、部下達によって殺された痕跡。ジョンは死に、宝のありかも伝説となりました。
ゾンビの腹部には複数の刺傷が残っており、サーベルがその穴に刺さったまま。部下たちの恨みの深さを物語る最期だ。
宝のためなら残虐なことも厭わない性格のジョンは、手に入れた財宝をすべて独り占めにしていた。分け前をもらえない部下たちが怒りを募らせるのは当然の流れだろう。複数の刺し傷があるということは、一人ではなく集団で襲いかかったことを示している。
ゴッドバレーでの裏切りの伏線
ジョンの「仲間に嫌われる性格」はゴッドバレー事件でもはっきり描かれていた。事件のさなか、ジョンは島の財宝をかき集めて部下と一緒に逃亡しようとした。戦いの最中に宝を持ち逃げしようとする行為は、仲間を見捨てるに等しい。
案の定、ロックス海賊団の主要メンバーであるガンズイに攻撃を受け、計画は頓挫した。味方からも敵からも攻撃される立ち位置。強欲さが招いた因果応報と言える。
死亡の正確な時期は不明
ゴッドバレー事件(38年前)の後に死亡したことは確実だが、具体的な時期はわかっていない。ただ、スリラーバークが12年前から「魔の三角地帯」に停泊していたことから、少なくともゾンビ化は12年以上前に行われた。ジョンの死亡はそれよりさらに前ということになる。
キャプテン・ジョンの死亡からゾンビ化までの経緯
キャプテン・ジョンの遺体がどうやってゲッコー・モリアの手に渡ったのか。この経緯は原作では明かされていない。
モリアはカゲカゲの実の能力で、遺体に他人の影を入れてゾンビとして操る。ジョンの遺体は将軍ゾンビとして復活させられた。将軍ゾンビは「古の戦士たち」の肉体を使った最上位のゾンビで、剣豪リューマの遺体なども同じカテゴリに属する。
| ゾンビの種類 | 肉体の特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| 兵士ゾンビ | 一般的な遺体 | 多数の無名兵士 |
| 将軍ゾンビ | 伝説的な戦士の遺体 | キャプテン・ジョン、リューマ |
| サプライズゾンビ | 動物や人形の遺体 | 犬ッペ、クマシー |
ジョンが将軍ゾンビに配属されたのは、生前のネームバリューが高かったためか、あるいは影の持ち主がそれなりの腕前だったからだろう。ホグバックが「将軍ゾンビは格が違う」と述べたように、通常のゾンビとは戦闘力に明確な差がある。
キャプテン・ジョンの強さは弱いのか|将軍ゾンビの実力
「キャプテン・ジョンは弱い」という声がファンの間にある。部下に刺殺されたという最期がその印象を強めている。だが、原作の描写を丁寧に拾うと、弱いと断じるのは早計だ。
アブサロムはスリラーバーク編でこう言い放った。「天下にあまねし生前の悪名が泣くぞ」。この台詞は、生前のジョンが「天下に知れ渡る」ほどの存在だったことを示している。
さらに、センゴクが第957話(95巻)でロックス海賊団の主要メンバーを列挙した際、ジョンの名前はシキや銀斧、王直と並べて語られた。白ひげ、ビッグ・マム、カイドウの後に名前が出るということは、少なくとも「名前を挙げる価値がある」レベルの実力者だったことを意味する。
弱いと言われる理由は「死に方」にある
弱い印象を持たれるのは、能力の問題ではなく最期のシチュエーションが原因だ。酒に酔った状態で部下の集団に不意打ちされれば、どんな強者でも命を落とす可能性はある。白ひげですら、スクアードの不意打ちの一撃を受けている。
ロックス海賊団のメンバーとしてハチノスからゴッドバレーまで生き延びたこと。あの内輪もめだらけの海賊団で殺されずに在籍し続けたこと。これらを考えると、相応の戦闘力と処世術を兼ね備えていたはずだ。
懸賞金はいくらだったのか
キャプテン・ジョンの懸賞金は原作・ビブルカードともに未公開だ。ファンの間では「10億ベリー以上、20億ベリー超え」という予想が多い。ロックス海賊団の主要メンバーであったこと、センゴクが個別に名前を挙げるほどの知名度だったことを考えると、妥当な推測だろう。
ゲッコー・モリアとキャプテン・ジョンのゾンビの関係
モリアのカゲカゲの実は、人間の影を切り取って遺体に入れることでゾンビを作り出す能力だ。ゾンビの人格は入れた影の持ち主に依存する。つまり、ゾンビとして動いていたキャプテン・ジョンの言動は、影を提供した人物の性格が反映されたものだ。
ここで面白い事実がある。ゾンビの笑い方が「フヘヘ」で、これは生前のジョン本人と同じだった。ワンピースの世界では、笑い方はキャラクター固有のもので、赤の他人と一致することは極めて珍しい。影の持ち主がたまたまジョンと同じ笑い方をする人物だったのか、それとも遺体側の特性に影が引っ張られたのか。後者の可能性も否定できない。
影の持ち主は本編では明かされていない。ただ、「やる気のないアル中」だったらしく、戦闘中も構わず酒を飲んでいた。飲んだ酒が腹部の刺し傷の穴から漏れ出すという、悲惨とも滑稽ともつかない描写が印象的だ。
将軍ゾンビとしての戦闘描写
スリラーバーク編で麦わらの一味と交戦する場面はあったものの、本格的な戦闘には至らなかった。オーズに叩き潰されて悶絶している間にモリアに影を抜かれ、ただの遺体に戻った。実力を測る判断材料としては不十分だが、将軍ゾンビの枠に入っていたことだけは確かだ。
アニメ版での声優・岡本寛志の演技
アニメでキャプテン・ジョンを演じているのは岡本寛志。生前の姿とゾンビの両方を同一声優が担当している。岡本はワンピースではオイモ役やシャーロット・ニュージ役も演じており、複数キャラを兼任するベテランだ。ゾンビの初登場はアニメ第344話、生前の姿は第1130話で描かれた。
キャプテン・ジョンの財宝とキッドの関係を考察
- キャプテン・ジョンの財宝の正体とバギーの執念
- トレジャーマーク(ガラスの腕輪)の謎
- キャプテン・ジョンの息子はキッドなのか|親子説を検証
- キャプテン・ジョンとキッドの関係|「キャプテン」の異名が繋ぐ符合
- キャプテン・ジョンの元ネタは実在の海賊か
- ロックス海賊団でのジョンの立ち位置と今後の伏線
キャプテン・ジョンの財宝の正体とバギーの執念
バギーはキャプテン・ジョンの財宝に取り憑かれた男だ。その執念は物語の序盤から一貫している。
第233話(25巻)で、バギー海賊団のモージが「キャプテン・ジョンが財宝を隠した伝説の洞窟」について言及した。バギーはその洞窟を探して各地を彷徨い続け、トンネル工事の現場に間違えて入り込んだり、海軍基地に侵入してしまったりと散々な目に遭っている。挙句、海軍基地で逮捕されてインペルダウン行きとなった。
財宝の具体的な中身はまだ明かされていない。だが、ジョンが「財宝の為に残忍の限りを尽くした」と語り継がれるほどの海賊であったこと、バギーが人生を賭けて追い求めるほどの価値があると信じていることから、相当な規模であると推測される。
財宝は海賊島ハチノスにある説
ファンの間で有力視されているのが、「財宝は海賊島ハチノスに隠されている」という説だ。ハチノスはロックス海賊団が生まれた島であり、現在は黒ひげ(ティーチ)のナワバリになっている。
根拠は3つある。
- ジョンはロックス海賊団のメンバーだったため、ハチノスに土地勘がある
- モージの台詞から財宝は「洞窟の中」に隠されているとされ、ハチノスには巨大なドクロ(洞窟構造)がある
- バギーがかつて「いい汗を流した」島にも、ハチノスに似た巨大なドクロが描かれている
もしこの説が正しければ、バギーが財宝を手に入れるにはティーチのナワバリに乗り込む必要がある。四皇バギーが海賊島ハチノスに向かう展開は、最終章の重要なピースになる可能性が高い。
財宝は本当に存在するのか
一方で、「財宝自体が存在しない可能性」も無視できない。ピクシブ百科事典の記述が示唆するように、ジョンが強欲な海賊だったから莫大な財宝を隠しているに違いないという「噂」に過ぎない可能性もある。
白ひげの例が参考になる。財宝に興味がなかった白ひげですら、死後に「莫大な遺産を隠している」と根も葉もない噂を立てられ、海軍に家捜しされた。海賊の財宝伝説は、本人の意図とは無関係に一人歩きすることがある。
トレジャーマークの謎とバギーへの譲渡
物語の鍵を握るアイテムが、キャプテン・ジョンのトレジャーマークだ。ガラス製の腕輪で、スリラーバーク戦後にルフィが宝の山から見つけた。
第486話(50巻)でルフィは「ガラスのバンド カッチョイイなー おれ貰い!!」と腕輪を手に取った。お宝に目がないナミでさえ「宝石じゃないからあげる」と即答したほど、見た目の価値はなかった。
しかし、インペルダウンでバギーと再会した際にこの腕輪の正体が判明する。第527話(54巻)でバギーは思わず口を滑らせた。
ぎゃははは そりゃおめェキャプテン・ジョンの財宝のありかを示す「トレジャーマーク」をくれるってんだか……
ルフィはエースの救出が最優先だったため、腕輪をあっさりバギーに譲った。以降、トレジャーマークはバギーの手にある。
ガラス製であることの意味
ジキジキの実の能力者だったジョンが、なぜ金属ではなくガラスの腕輪をトレジャーマークにしたのか。答えはシンプルだ。磁気人間にとって、金属製のアクセサリーは能力発動のたびに干渉してしまう。ガラスであれば磁力の影響を一切受けない。
この事実は、トレジャーマークがジョン本人の所有物だったことの強い裏付けになる。能力者本人が日常的に身につけるために、あえてガラスを選んだと考えるのが自然だ。
キャプテン・ジョンの息子はキッドなのか|親子説を検証
ファンの間で根強い考察が「キャプテン・ジョン=ユースタス・キッドの父親」説だ。この説を支える証拠は複数ある。
まず、実在の海賊からの関連性。キッドのモデルとされるウィリアム・キッド船長には、ジョン・キッドという海賊の父親がいた。尾田栄一郎が実在の海賊をモデルにキャラクターを造形していることを考えると、この名前の符合は偶然とは思えない。
| 共通点 | キャプテン・ジョン | ユースタス・キッド |
|---|---|---|
| 異名 | 「キャプテン」・ジョン | ユースタス・「キャプテン」・キッド |
| 悪魔の実 | ジキジキの実(前任者) | ジキジキの実(現在の能力者) |
| 外見 | 特徴的な口元 | 口元がジョンと酷似 |
| 実在のモデル | ジョン・キッド船長(父) | ウィリアム・キッド船長(息子) |
さらに、ロックス海賊団には「最悪の世代」の親が複数在籍していた可能性が指摘されている。ティーチの父であるロックス本人のほか、ベッジの父親説がある首領マーロン、カリブーの父親説がある王直の存在もある。
年齢的な整合性はあるのか
ゴッドバレー事件は38年前の出来事で、キッドの年齢は23歳(2年後の新世界編基準)。つまり、ゴッドバレー事件の約15年後にキッドが生まれた計算になる。ジョンがゴッドバレー後も生きていたのであれば、時系列的には親子関係が成立する。
同じ悪魔の実を引き継ぐ意味
悪魔の実は能力者が死亡すると世界のどこかに再生する。ジョンの死後にジキジキの実が再生し、それをキッドが食べたということは、直接の「継承」ではなく偶然の一致とも解釈できる。ただ、ワンピースの世界ではエースとサボのメラメラの実のように、意志を継ぐ形で同じ実が渡るケースも描かれている。
キャプテン・ジョンとキッドの関係|「キャプテン」の異名が繋ぐ符合
ワンピースの世界で「キャプテン」という異名を持つ海賊は、実はそう多くない。船長を意味する一般的な言葉にもかかわらず、通り名として定着しているのはジョンとキッドの二人だけだ。
キャプテン・ジョンはロックス海賊団に加入する以前から「キャプテン」を名乗っていたとされる。つまり、ロックス以前にも自分の海賊団を率いていた可能性が高い。一方、キッドもキッド海賊団の船長として「キャプテン」を名乗り、ルフィやローと並ぶ最悪の世代の一角として暴れ回った。
親子説が正しければ、キッドの「キャプテン」は父の異名を意識的に引き継いだものとも読み取れる。ただし、キッドがジョンの息子であることを自覚しているかどうかは不明だ。
ビッグ・マムがジキジキの実について沈黙していた謎
キッドとビッグ・マムが戦ったワノ国編で、一つ気になる点がある。ビッグ・マムはかつてロックス海賊団でジョンと共に活動していたはずだ。それなのに、キッドのジキジキの実について「ジョンの実だ」といった反応を見せなかった。
考えられる理由は、ジョンが当時それほど目立つ存在ではなかったか、あるいはビッグ・マムがジョンの能力に興味を持っていなかったかのどちらかだ。ロックス海賊団はチームワーク0の集団だったことを考えると、メンバー同士が互いの能力に無関心だった可能性は十分にある。
キャプテン・ジョンの元ネタは実在の海賊ジョン・ラカムか
キャプテン・ジョンのモデルとなった人物は公式に明言されていない。ただし、実在の海賊ジョン・ラカム(キャリコ・ジャック)が元ネタではないかという説がファンの間では有力だ。
ジョン・ラカムは18世紀にカリブ海で活躍した海賊で、「白木綿(キャリコ)」の服を常に着用していたことで知られる。キャプテン・ジョンも白いシャツを身につけており、名前と服装の両方に共通点がある。
もう一つの元ネタ候補として、実在の海賊「キャプテン・キッド」ことウィリアム・キッドの父ジョン・キッドも挙げられる。こちらが元ネタであれば、キッドとの親子関係がよりいっそう現実味を帯びる。尾田栄一郎は複数の実在海賊の要素を一人のキャラクターに混ぜることも多いため、両方の要素を取り入れている可能性もある。
ワンピースの海賊と実在海賊の対応関係
| ワンピースのキャラクター | 実在の海賊(モデル説) |
|---|---|
| キャプテン・ジョン | ジョン・ラカム/ジョン・キッド |
| ユースタス・キッド | ウィリアム・キッド船長 |
| エドワード・ニューゲート | エドワード・ティーチ(黒ひげ) |
| マーシャル・D・ティーチ | エドワード・ティーチ(黒ひげ) |
尾田が歴史上の海賊関係をそのままキャラクター関係に投影する傾向があることを考えると、ジョンとキッドの関係性には今後何らかの形で言及がある可能性が高い。
ロックス海賊団でのキャプテン・ジョンの立ち位置と今後の伏線
キャプテン・ジョンはロックス海賊団の中で、白ひげやビッグ・マムほどの圧倒的な存在感はなかったが、独自のポジションを確保していた人物だ。
ロックスが自らの野望を語る場面で、ジョンは「大昔の巨人族による船大工集団、大槌船団」について知識を披露した。歴史や伝説に詳しい一面があり、単なる脳筋の海賊ではなかったことがわかる。
また、カイドウがロックスにやり返そうとした際には、シキと共に場を収める役回りを担った。「もう少し稼いでからにしようぜ? ツノの新入り君……。」という台詞は、後の四皇カイドウを「新入り」呼ばわりする余裕と、チームの崩壊を遅らせようとする計算高さの両方を感じさせる。
最終章でジョンの伏線は回収されるのか
キャプテン・ジョンに関連する未回収の伏線は複数残っている。
- バギーが持つトレジャーマークの行方。財宝発見の展開はあるのか
- キッドとの血縁関係の真偽。シャンクスに敗れたキッドに再登場の機会はあるのか
- ハチノスでの財宝発見がルフィ対ティーチの戦いと絡む可能性
- ジョンの遺体(ゾンビから元に戻った状態)の現在の所在
最終章ではロックス海賊団の過去がさらに掘り下げられる流れにある。ジョンの財宝がハチノスに眠っているとすれば、ティーチのナワバリであるハチノスにバギーが乗り込む展開も十分に考えられる。四皇バギーの「持っている男」としての運命がどう転ぶか。ジョンの伏線は物語の終盤まで生き続けるだろう。
キャプテン・ジョンの全情報を振り返る|ワンピース考察の要点
- キャプテン・ジョンはロックス海賊団のメンバーで、白ひげやビッグ・マム、カイドウ、シキと同じ船に所属していた
- 悪魔の実はジキジキの実(超人系)。磁気を操り、あらゆる金属を引き寄せる能力を持つ
- 必殺技「暴贖握磁気(ビッグイーター)」でゴッドバレーの財宝を一気にかき集めた
- ゴロゴロの実の先代能力者説は第1163話で否定され、ジキジキの実で確定した
- 死因は財宝を独り占めしたことによる部下の反乱。腹部に複数の刺し傷が残っている
- ゴッドバレー事件でもガンズイに攻撃されており、仲間からのヘイトは生前から高かった
- スリラーバーク編で将軍ゾンビとして初登場。影の持ち主は「やる気のないアル中」だった
- ゾンビの笑い方「フヘヘ」は生前のジョン本人と一致する珍しいケース
- バギーはジョンの財宝を追い求めてインペルダウンに投獄された過去を持つ
- トレジャーマーク(ガラスの腕輪)はルフィからバギーに譲渡され、現在バギーが所持
- キッドとの親子説は「キャプテン」の異名・ジキジキの実・口元の類似・実在海賊の関係から有力視される
- 実在の海賊ジョン・ラカムとジョン・キッドの両方がモデル候補として挙がっている
- 懸賞金は未公開だが、センゴクが名前を挙げるほどの知名度から10億ベリー以上と推測される
- アニメ版の声優は岡本寛志が生前・ゾンビの両方を担当
- 財宝の在処はハチノスが有力候補で、最終章のバギーの動向が鍵を握る
- ロックス海賊団内では歴史・伝説に詳しい知識人としての一面も見せていた
- ビッグ・マムがキッドのジキジキの実に言及しなかった理由は今も謎として残っている
※本記事はONE PIECE原作(尾田栄一郎/集英社)の情報に基づいて作成しています。最新話のネタバレを含みます。

