Netflixドラマ「今際の国のアリス」シーズン2で屈指の名勝負と語り継がれるクラブのキング戦。全裸で登場した山下智久演じるキューマのインパクトは、世界中の視聴者の度肝を抜きました。
5対5のチーム戦「すうとり」は、体力・知力・信頼の3要素が試されるバランス型ゲームの最高難度。タッタの自己犠牲、キューマとアリスの握手による決着、そして敵でありながら「もうとっくに友達じゃないか」と笑って散ったキューマの最期に涙した人も多いはずです。
この記事では、すうとりのルールと攻略法、キャスト全員の情報、漫画版との違い、さらに関連するクラブスートのゲームまで、クラブのキングにまつわる情報を1ページに網羅しています。
この記事のポイント
- クラブのキング「すうとり」は5対5のポイント奪い合い戦で、ばとる・あいてむ・じんちの3要素で構成される
- キューマ役の山下智久をはじめ、キャスト全5名の役柄と実写版での演技を紹介
- タッタが腕を切断して腕輪を外すという捨て身の作戦で大逆転が実現した
- 漫画版とNetflixドラマ版の違いを原作15巻の描写と比較して解説
今際の国のアリスクラブのキングのゲーム「すうとり」を徹底解説
- 今際の国のアリスのクラブのキングとは誰なのか
- すうとりのルールと3つの得点方法
- 無効状態の仕組みと電流ペナルティ
- アリスチームの戦略とポイント配分
- キューマチームの逆襲とじんち特攻
- タッタの死亡と腕輪を使った逆転劇のネタバレ
- すうとりの結末とキューマの最後
今際の国のアリスのクラブのキングとは誰なのか
クラブのキングの正体は、久間欣治(キューマ)という人物です。現実世界ではバンドのボーカルを務めていたミュージシャンで、強烈なカリスマ性の持ち主でした。
アリスたちが今際の国に迷い込むおよそ5ヶ月前に、バンド仲間4人とともにこの世界に来ています。現実世界でのシーンでは、ライブ帰りの車の運転を誰がするか話し合う場面が描かれており、5人が乗った車が交通事故に遭ったのではないかと推測されています。
キューマの人物像と哲学
今際の国の「国民」としてクラブのキングの座に就いたキューマは、独特の死生観を持つ人物です。元の世界を「欺瞞に満ちた場所」と考え、今際の国でこそ人は裸の魂で向き合えると信じていました。
その信念を文字通り体現するかのように、ゲーム中も終始全裸。クイナに「話が全然頭に入ってこない」と言わしめるほどのインパクトでしたが、語る言葉は常に本質を突いており、アリスに「生きる意味」を問いかけた人物でもあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 久間欣治(きゅうま きんじ) |
| 役割 | クラブのキング(今際の国の国民) |
| 現実世界の職業 | バンドのボーカル |
| チームメンバー | シタラ、ウタ、マキ、ゴーケン(全員バンド仲間) |
| ゲーム名 | すうとり(クラブのキング、難易度K) |
| 結末 | アリスチームに敗北し、レーザーで死亡 |
なぜクラブのゲームが「バランス型」なのか
今際の国のゲームは、トランプの4つのスートでジャンルが分類されています。スペードは肉体型、ダイヤは知能型、ハートは心理型。そしてクラブはバランス型です。
「スペードとダイヤの中間」と作中で触れられている通り、クラブのゲームは身体能力だけでも頭脳だけでも突破できません。体力と知力に加えて仲間との協力や信頼が必要になるのが特徴で、疑心暗鬼が蔓延する今際の国では最も攻略が難しいジャンルとも言えます。
すうとりのルールと3つの得点方法
クラブのキングのゲーム「すうとり」は、港のコンテナ置き場を舞台にした5対5のチーム戦です。制限時間は2時間。両チームに10,000点ずつ与えられ、その合計ポイントが多いチームの勝利となります。負けたチームは全員がレーザーで処刑されます。
最初にやるべきことは、チーム内で10,000点を5人に振り分ける作業です。この振り分けがそのまま各プレイヤーの「戦闘力」になるため、戦略の出発点とも言えます。
ばとる:相手に触れるだけで500点移動
得点方法の1つ目が「ばとる」です。敵プレイヤーの体に触れるだけで成立し、触れた瞬間にお互いのポイントが表示されます。ポイントの高い方が勝者となり、敗者から勝者へ500点が移動する仕組みです。
味方同士で手をつないだ状態で相手に触れると、合計点での勝負になります。この場合、個々の持ち点は相手に知られません。
あいてむ:コンテナに隠された6つのボーナス
得点方法の2つ目が「あいてむ」です。フィールド内のコンテナに6個のアイテムが隠されており、見つけたプレイヤーにボーナスポイントが加算されます。
ばとるのようにリスクを伴わないため安全な得点手段ですが、広大なコンテナ置き場から6個を探し出す労力が必要です。
じんち:一発逆転の10,000点
得点方法の3つ目が「じんち」で、すうとりの勝敗を左右する最も重要な要素です。各チームに1つずつポール型の「じんち」が設置されており、相手チームのじんちに触れると10,000点が加算されます。
一方、自分のチームのじんちに触れている間はポイントが無限になり、この状態でばとるをすれば確実に勝利できます。ただし、じんちに触れている無限状態のプレイヤーとばとるして負けた場合は、10,000点という莫大なポイントが奪われます。
| 得点方法 | 獲得ポイント | リスク |
|---|---|---|
| ばとる | 勝者に500点移動 | 自分の持ち点が低いと500点失う |
| あいてむ | 発見でボーナス加算 | 探す時間のロスのみ |
| じんち | 相手じんちで10,000点 | 無限状態の守備と交戦すると10,000点失う |
無効状態の仕組みと電流ペナルティ
すうとりには「無効状態」という特殊なルールが存在します。ポイントの移動が発生したプレイヤーは自動的に無効状態になり、この状態が解除されるには自分のチームのじんちに一度戻る必要があります。
無効状態のプレイヤーが敵に触れると、ばとるではなく両者に強い電流が流れます。得点の移動は起きませんが、身体的なダメージを受けるペナルティがあるため、うかつに動くことができなくなります。
無効状態を逆手に取った戦術
ドラマ版では、ニラギがこの電流を逆に利用する場面がありました。無効状態のまま相手に接触して電流を流し、じんちの守備からプレイヤーを引き剥がすという荒技です。ルールの隙間を突く発想でしたが、根本的な点差を覆すには至りませんでした。
アリスチームの戦略とポイント配分
アリスチームは以下の作戦で「すうとり」に臨みました。足の速いメンバーに高いポイントを振り分け、低ポイントのメンバーとペアで行動させる方式です。
5人の役割分担
ペアで手をつないでばとるに挑むことで、合計点での勝負が可能になります。これにより個々の持ち点が相手にバレにくくなるメリットがありました。
じんちの守備にはタッタが配置されました。タッタには下限の100点が割り振られています。じんちに触れれば無限になるため、守備役に多くのポイントを割く必要がないという合理的な判断でした。
| メンバー | 役割 | 備考 |
|---|---|---|
| アリス | ペア行動(攻撃) | チームの頭脳。戦略立案を担当 |
| ウサギ | ペア行動(攻撃) | 身体能力を活かし、コンテナ上を走り回る |
| クイナ | ペア行動(攻撃) | 格闘技の実力者 |
| ニラギ | ペア行動(攻撃) | 元ビーチ武闘派。意外にもゲームに協力 |
| タッタ | じんち守備 | 持ち点100点。じんち接触で無限化 |
前半の展開とアリスチームの優勢
ゲーム序盤、アリスチームはペア戦術が機能して順調にポイントを稼いでいきました。2人一組で行動することで相手に持ち点を特定させず、ばとるでの勝率を上げています。
一方、キューマチームは10,000点を5人で均等に2,000点ずつ配分し、各メンバーが自由に動くスタイル。自分たちが考案したゲームでありながら実戦は今回が初めてという状況で、序盤はアリスチームに押される展開でした。
キューマチームの逆襲とじんち特攻
試合の流れを一変させたのが、キューマチームによる「4人でのじんち特攻」です。
シタラが中心となって考案したこの作戦は、4人が一斉にアリスチームのじんちへ突入するというもの。タッタがじんちの守備についていましたが、無限状態でも1人で4人を同時に相手取ることは物理的に不可能です。
シタラの犠牲と30,000点の獲得
タッタとばとるしたシタラは、無限状態のタッタに敗れてポイントがマイナスとなり、その場でレーザーに撃たれて死亡します。しかし、残る3人がじんちに触れることに成功。3人分の30,000点が加算され、キューマチームが一気に大差をつけて逆転しました。
この時点でキューマチームの3人はそれぞれ10,000点を超える持ち点になっています。アリスチームがペアでばとるを仕掛けても勝てない状況に追い込まれ、試合は絶望的な展開を迎えます。
タッタの死亡と腕輪を使った逆転劇のネタバレ
絶体絶命の状況で諦めなかったのがクイナでした。彼女はアイテム探しを続行し、残っていた最後のあいてむを発見。ウサギの活躍もあってポイント差は500点にまで縮まります。
しかし、そこからさらに詰める手段がない。じんちはキューマチームに堅く守られ、ばとるでは勝てない。そんな中、タッタがアリスに衝撃的な作戦を打ち明けます。
腕を切り落として腕輪を外す
プレイヤーの手首に装着された腕輪は、ポイントの管理装置であり、ゲーム中は外すことができません。しかしタッタは、自分の腕ごと切り落とせば腕輪を外せると考えました。
タッタには現実世界での悲しい過去があります。自動車整備士時代に自分のミスで先輩に腕を失う大けがをさせてしまった経験。「自分のせいで他人が腕を失ったのに、自分の腕は2本そろっている」という罪悪感を、タッタはずっと抱えていました。
アリスへの感謝と仲間を生かしたいという想いから、タッタはコンテナの扉を使って自らの片腕を切断します。外された腕輪をアリスに託し、タッタは大量出血で死亡しました。
握手という形の最終決戦
タッタの腕輪を密かに持ったアリスは、自分の持ち点に加えてタッタの持ち点も加算された状態で最後のばとるに臨みます。2人分の合計持ち点は14,950点。キューマの持ち点を上回る数字です。
波止場でキューマと対峙したアリスは、あえてばとるの形を取らず握手を求めます。「君と戦えて、楽しかった」。キューマはその握手を快諾しました。手が触れた瞬間にポイントが表示され、キューマからアリスに500点が移動。アリスチームの大逆転勝利が確定します。
キューマはアリスの持ち点が4桁だと思い込んでいたため、5桁の数字が表示された瞬間の驚きを隠しませんでした。しかし敗北を受け入れた彼は、静かに笑みを浮かべています。
すうとりの結末とキューマの最後
制限時間終了後、敗北したクラブのキングチーム全員にレーザーが照射されます。
アリスは「別の場所で出会えたら友達になれたかもしれないのに」とキューマに告げます。それに対するキューマの答えが、すうとり戦で最も印象的なセリフです。
もうとっくに友達じゃないか
元の世界でのライブの歓声を思い出しながら、キューマはレーザーに撃たれて海へと落ちていきました。ウタ、マキ、ゴーケンも同様にレーザーで死亡。アリスを含む4人は、タッタとキューマの両方に生かされた形でゲームを終えています。
キューマがアリスに残した言葉の意味
ゲーム前にキューマが放った「全部さらけ出しちゃいなよ。俺たちは今日、死んじゃうかもしれないんだぜ」という言葉は、単なる挑発ではありませんでした。仲間を信頼して心の内を打ち明けることの大切さを説いたものであり、結果としてタッタが本心をアリスに打ち明けるきっかけにもなっています。
さらに死に際にキューマが語った「早く見つかるといいね。誰かのマネじゃなく、君にとっての本当の生きる意味が」という言葉は、その後のアリスの行動指針になりました。今際の国の謎を追うことが生きる目的だったアリスに、「謎が解けたらどうするのか」と暗に問いかけたものです。
今際の国のアリスクラブのキングのキャストと漫画版の違い
- 山下智久(山p)がキューマを演じたキャスト情報
- クラブのキングチームのキャスト一覧
- 漫画版の「すうとり」は何巻に収録されているか
- Netflix版と漫画版の違いを比較
- クラブのクイーンとクラブのジャックのゲーム
- クラブの3「おみくじ」とクラブの4「らんなうぇい」
山下智久(山p)がキューマを演じたキャスト情報
クラブのキング・キューマを演じたのは山下智久です。2022年12月にNetflixで全世界配信されたシーズン2から登場し、全裸で握手を求める強烈なファーストカットが大きな話題を集めました。
Netflixの世界同時配信という性質上、海外でも「Yamashita Tomohisa」の名前がSNSで拡散。キューマという役柄の魅力もあり、「敵なのに死んでほしくなかった」「山pのキューマが忘れられない」という声が国内外で相次ぎました。
キューマのアクションと全裸演技の裏側
すうとり戦は港のコンテナ置き場が舞台のため、走る・跳ぶ・追う・逃げるといった動作が頻繁に要求されます。山下智久はその全てを全裸で演じきりました。正面を向く場面では手前に別の人の手が入るなど、カメラワークにも工夫が凝らされています。
実写ドラマの監督は佐藤信介。シーズン1の時点で世界70カ国以上のNetflixランキングでTOP10入りを果たした実績があり、シーズン2ではアクションの規模がさらに拡大しています。
クラブのキングチームのキャスト一覧
キューマのチームメンバーは全員が現実世界でのバンド仲間です。5人の絆の強さがゲーム中の連携に直結しており、個人プレーが目立つアリスチームとは対照的でした。
| キャラクター名 | 俳優 | 役割・特徴 | 結末 |
|---|---|---|---|
| キューマ / 久間欣治 | 山下智久 | クラブのキング。バンドボーカル。カリスマ的リーダー | ばとる敗北後、レーザーで死亡 |
| シタラ / 設楽颯胡 | 志磨遼平 | すうとりのルール考案者。じんち特攻を発案 | タッタとのばとるでマイナスになり死亡 |
| ウタ / 如月詩 | 浦浜アリサ | キューマへの感謝を口にした人物 | 敗北後レーザーで死亡 |
| マキ / 牧琢巳 | 栄信 | 格闘技の達人。クイナと交戦し勝利 | 敗北後レーザーで死亡 |
| ゴーケン / 神崎豪謙 | 奥野瑛太 | パルクール選手。身軽さでウサギを追い詰めた | 敗北後レーザーで死亡 |
志磨遼平がシタラ役に抜擢された背景
シタラ役の志磨遼平は、ドレスコーズのボーカルとして活動するミュージシャンです。劇中でキューマのバンド仲間という設定に説得力を持たせるキャスティングで、実際のミュージシャン同士の空気感がすうとり戦の没入感を高めています。
奥野瑛太のゴーケンとパルクールアクション
ゴーケン役の奥野瑛太は、劇中でパルクール選手という設定を活かした身軽なアクションを披露しました。コンテナの上を飛び移りながらウサギを追跡する場面は、すうとり戦の見どころの一つです。アクション監督の下村も絶賛するクオリティでした。
漫画版の「すうとり」は何巻に収録されているか
原作漫画「今際の国のアリス」は全18巻。クラブのキングのゲーム「すうとり」は15巻に収録されています。作者は麻生羽呂、出版社は小学館で、掲載誌は「週刊少年サンデー」です。
漫画版とNetflix版の大きな違い
ドラマ版では原作の展開をベースにしつつも、いくつかの改変が加えられています。特にキャラクターの背景描写がドラマオリジナルで追加されている点が大きな違いです。
タッタの「自動車整備士時代に先輩の腕を失わせた過去」は漫画にも描かれますが、ドラマ版ではエピソード3で独立したシーンとして丁寧に映像化されました。自分の片腕を犠牲にする決断が、単なる自己犠牲ではなく「過去の贖罪」でもあるという文脈が、ドラマ版ではより強調されています。
| 要素 | 漫画版 | Netflix版 |
|---|---|---|
| 収録巻 / エピソード | 15巻 | シーズン2 エピソード2-3 |
| キューマの全裸 | 描写あり | 山下智久が全裸で実演 |
| タッタの過去 | 回想として描写 | 独立シーンとして詳細に映像化 |
| キューマの名言 | 「もうとっくに友達だろ」 | 「もうとっくに友達じゃないか」 |
| すうとりのルール説明 | ナレーションと図解 | キューマが口頭で説明(全裸で) |
スピンオフ作品と続編の情報
漫画版には続編「今際の国のアリス RETRY」と、スピンオフ「今際の路のアリス」(全8巻)が存在します。RETRYは「サンデーうぇぶり」で毎週金曜日に連載中です。
Netflix版シーズン2のラストではトランプのジョーカーが映る意味深なカットが挿入されており、続編制作への布石とも受け取れます。原作漫画ではアリスが再び今際の国に迷い込む展開が描かれているため、シーズン3としてRETRYがドラマ化される可能性は十分あります。
Netflix版と漫画版の違いを比較
Netflix版「今際の国のアリス」は原作漫画をベースにしつつ、実写映像ならではの演出が多数追加されています。シーズン2全体の構成を見ると、複数のゲームが並行して描かれる群像劇的な構成が採用されました。
ドラマ版で追加された要素
漫画版では描かれなかったキャラクターの現実世界の背景が、ドラマでは各エピソードに挿入されています。チシヤが医師だったこと、アンが警視庁の鑑識班に所属していたこと、クズリュウが弁護士だったことなどは、ドラマ版で深掘りされた設定です。
Netflixの配信規模の影響もあり、アクションシーンのスケールは漫画の枠を大きく超えています。無人の渋谷の再現は高度なVFX技術で実現されており、すうとり戦の港のコンテナ置き場も大規模なセットとロケで撮影されました。
シーズン2の評判と世界での反応
2022年12月22日に全世界同時配信されたシーズン2は、シーズン1に続いて世界各国のNetflixランキングでTOP10入り。特にクラブのキング戦は「シーズン2のベストエピソード」と評する声が多く、キューマのキャラクター性と山下智久の演技に対する評価が高いです。
クラブのクイーンとクラブのジャックのゲーム
クラブのスートには、キング以外にもクイーンとジャックのゲームが存在します。ただし、いずれも本編では詳細に描かれていません。
クラブのクイーンの存在
漫画16巻53話の最後、ゲーム会場の上空を飛ぶ飛行船が墜落するシーンで、飛行船に描かれたクラブのクイーンが燃えていく様子が確認できます。すぐ側にはゲームを終えたと思われる真昼祐二(マヒル)がおり、彼が中心となってクリアしたと推察されています。
クラブのジャックは未登場
クラブのジャックは本編中に登場しておらず、ゲームの内容もクリアしたメンバーも不明です。バランス型であるクラブのゲームには協力が不可欠なため、人間関係の潤滑油となれるマヒルのような人物が中心にいたのではないかという考察がファンの間で広まっています。
クラブの3「おみくじ」とクラブの4「らんなうぇい」
クラブのスートには、絵札以外にも印象的な数字カードのゲームが存在します。特にクラブの3「おみくじ」は主人公アリスが今際の国で最初に参加したゲームであり、物語の始まりを象徴するエピソードです。
クラブの3「おみくじ」のルールと結末
1人ずつおみくじを引き、書かれた数字の問題に声を出して答えるという仕組みです。運勢によって問題の難易度が変化し、大吉なら免除、小吉なら計算問題、大凶になると地球の人口を億単位で答えるといった超難問が出題されます。
誤差の分だけ火矢が飛んでくるため、億単位での誤答は即死を意味します。追い詰められたアリスは、おみくじ自体に隠されたヒントを発見しました。大吉以外のおみくじに書かれた方角が矢の飛んでくる方向を示しており、大吉の「南がよし」が出口の方角を指していたのです。
クラブの4「らんなうぇい」のルールと結末
トンネルを舞台にした「4つの試練を耐えてゴールしろ」というゲームです。主人公アリスは登場せず、山根魁翔という青年の視点で語られます。
6人のプレイヤーがトンネル内を走り、チーターやワニとの攻防、急激な温度低下の吹雪といった試練に次々と直面します。出口に到達した山根を待っていたのは「通行止め」の壁。実は序盤で見つけた落書きだらけのバスこそが本当のゴールで、車体には「GOAL」の文字が隠されていました。
全員でバスに乗り込んでいれば猛獣からも吹雪からも安全だったのに、自分が生き残ることだけを考えて仲間を見捨てた結果、山根は爆炎に飲み込まれて命を落とします。「協力」がテーマのクラブのゲームらしい皮肉な結末でした。
ダイヤのキングやハートのクイーンとの比較
シーズン2で描かれた絵札ゲームの中で、クラブのキング「すうとり」はチーム戦という点で他と一線を画します。ダイヤのキング「てんびん」は個人の知力戦、ハートのクイーン「くろっけぇ」はアリスとミラの1対1の心理戦でした。
チーム全員の命がかかるクラブのキング戦では、仲間を信じる力がそのまま勝敗に直結します。タッタの自己犠牲もキューマの哲学も、「人と人の関係性」が生死を分けるバランス型ゲームだからこそ際立ったと言えるでしょう。
今際の国のアリス3にチシヤが出てこない理由
続編「今際の国のアリス RETRY」にチシヤが登場しない点を疑問に思うファンは多いです。シーズン2の結末で、全てのゲームをクリアしたプレイヤーたちは「永住権を手にするか、現実世界に戻るか」の選択を迫られました。
チシヤは現実世界に戻る選択をしており、病院で目覚めた後は心境の変化を感じている描写があります。RETRYはアリスが再び今際の国に迷い込む物語であるため、現実世界で新たな人生を歩み始めたチシヤが参加しない展開には整合性があります。
今際の国のアリス クラブのキングの全貌をまとめると
- クラブのキングの正体はバンドのボーカル・久間欣治(キューマ)で、実写版は山下智久が演じた
- ゲーム「すうとり」は5対5のチーム戦で、制限時間2時間内にポイントを多く持つチームが勝利する
- 得点方法はばとる(500点移動)、あいてむ(ボーナス加算)、じんち(10,000点)の3つ
- 自分のじんちに触れている間はポイント無限状態になり、ばとるで無敵になる
- 無効状態のプレイヤーが敵に触れると、ばとるではなく電流が両者に流れる
- キューマチームは均等に2,000点ずつ配分し、4人でのじんち特攻で大逆転を仕掛けた
- シタラがタッタとのばとるでマイナスになり死亡したが、残る3人がじんちで30,000点を獲得
- タッタは腕を切断して腕輪を外し、アリスにポイントを託した後に出血死した
- アリスは2人分の持ち点14,950点でキューマとの握手(ばとる)に勝利し、大逆転を果たした
- キューマの最期の言葉は「もうとっくに友達じゃないか」
- キューマチームのキャストは志磨遼平、浦浜アリサ、栄信、奥野瑛太の4名
- 漫画版では15巻にすうとりが収録されており、原作者は麻生羽呂
- Netflix版ではタッタの過去やキューマの名言がドラマオリジナルで強化されている
- クラブのクイーンは漫画16巻53話に飛行船の墜落シーンとして登場する
- クラブの3「おみくじ」はアリスが今際の国で最初に参加したゲームである
- クラブの4「らんなうぇい」では、仲間を見捨てた参加者が全滅する結末が描かれた
- 続編「今際の国のアリス RETRY」はサンデーうぇぶりで連載中
- Netflix版シーズン2ラストのジョーカーのカットは、シーズン3への布石と考えられている

