ワンピースの物語が最終章に突入し、最大の謎として浮上しているのがイム様の正体です。
「イム様とは何者なのか」「ビビやリリィとどんな関係があるのか」「ジョイボーイとの因縁は?」など、読者の間では数えきれないほどの考察が飛び交っています。
原作第1171話時点で判明した本名「ネロナ・イム聖」をはじめ、悪魔契約や黒転支配といった能力、軍子への憑依、五老星との契約の全貌まで、作中で明かされた情報は急速に増えました。
この記事では、イム様の正体に関するネタバレ情報を最新話まで網羅し、素顔の考察からビビへの執着の理由、仏説・ルフィの母説といった読者の予想まで徹底的に掘り下げます。
この記事のポイント
- イム様の本名は「ネロナ・イム聖」で、800年前の世界政府創設者「最初の20人」の一人と推測されている
- エルバフ編で軍子に憑依し「悪魔契約」「黒転支配」という技を披露、ニカと対になる「悪魔」の存在として描かれている
- ビビへの執着はリリィ女王との因縁に起因し、ネフェルタリ家がポーネグリフを散らばらせた張本人であることと繋がる
- 仏説・海(UMI)逆読み説・アダムとイブ説など名前の由来には複数の有力な考察が存在する
- ジョイボーイとは空白の100年で敵対していた可能性が高く、ルフィとの最終決戦が示唆されている
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イム様の正体とは?ネタバレありで最新情報まで解説
- ワンピースのイム様とは何者?正体のネタバレまとめ
- 最新エルバフ編で判明した正体と軍子への憑依
- ビビが欲しい理由とは?正体に迫るネフェルタリ家との因縁
- ロビンが解読するポーネグリフとの関係からペルまで
- リリィ女王との800年越しの執着が正体の鍵を握る
- 素顔はどんな顔?シルエットから読み解く手がかり
ワンピースのイム様とは何者?正体のネタバレまとめ
イム様は、ワンピースの世界で表向きには「存在しない」とされている人物です。世界の均衡を司る五老星よりもさらに上位に位置し、聖地マリージョアのパンゲア城に設置された「虚(から)の玉座」に堂々と腰を掛けています。
その正体は長らく謎に包まれていましたが、原作1086話で本名が「ネロナ・イム聖」と判明しました。
判明しているイム様の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ネロナ・イム聖 |
| 推定性別 | 男性(「聖」は男性名の定型) |
| 一人称 / 二人称 | ムー / ヌシア |
| 居住地 | 聖地マリージョア・パンゲア城「花の部屋」 |
| 初登場 | 原作90巻・第906話 |
| 本名判明 | 原作第1086話 |
| 推定年齢 | 800歳以上(最初の20人の一人であれば) |
五老星をも跪かせる「虚の玉座」の主
虚の玉座は、907話で「この世界にたった1人の王などいない」という和平の象徴として説明されました。20の加盟国の王たちが武器を突き立て、誰も座らないと誓った場所です。
しかし908話で、イムはその玉座に何の躊躇もなく座り、五老星は膝をついて頭を垂れました。
海軍本部元帥サカズキがドフラミンゴの件で五老星に「あんたらの……もっと上からの指示っちゅう事ですかぃ」と問い質した際、五老星は沈黙を貫いています。その「もっと上」こそがイム様でした。
「最初の20人」の一人という衝撃
イワンコフの推測によれば、イムは800年前に世界政府を創設した「最初の20人」のうち、ネロナ家の当主その人です。五老星がへりくだるのは「最初の20人」本人以外にあり得ないという論理に加え、オペオペの実の「不老手術」によって800年以上生き延びている可能性が指摘されています。
つまりイム様の正体は、空白の100年を知る「生き証人」そのものなのです。
ルフィ・黒ひげ・しらほしの写真を破り、ビビだけ残した
908話、イムは花の部屋でルフィと黒ひげの手配書をズタズタに引き裂き、しらほしの写真には短剣を突き立てました。唯一、ビビの写真だけは傷つけず、じっと眺めていたのです。
ルフィはDの一族でありニカの力を持つ者。黒ひげは2つの悪魔の実を宿す前例のないDの一族。しらほしは古代兵器ポセイドン。いずれもイムにとって脅威となる存在です。
では、ビビだけを残した理由は何なのか。その答えは、ネフェルタリ家とリリィ女王に繋がっています。
最新エルバフ編で判明した正体と軍子への憑依
エルバフ編は、イム様の戦闘能力が初めて具体的に描写された重要なエピソードです。1149話のラストで神の騎士団メンバーの軍子に憑依する形で登場し、作中屈指の戦闘力を見せつけました。
軍子を通じて戦場に現れたイム様
軍子の体からは黒い雷のような放電が発生し、悪魔じみた姿へと変貌。「ムーが見せてやる……! 神の支配!」と宣言したイムは、周囲の巨人族を次々と覇王色の覇気で気絶させています。
その威力は、白ひげ海賊団のメンバーを一掃したシャンクスと同等以上。歴戦の巨兵海賊団の一員すら倒れたという描写は、読者に強烈なインパクトを与えました。
「悪魔契約」と「黒転支配」の恐怖
イム様がエルバフで使用した2つの技は、その能力の核心に迫るものです。
| 技名 | 読み | 効果 |
|---|---|---|
| 悪魔契約 | アー・クワール | 対象の寿命と引き換えに「不死の体」と「尋常ならざる腕力」を付与する |
| 黒転支配 | ドミ・リバーシ | 対象の下半身を魔法陣に沈め、反転させて悪魔化。理性を奪い支配下に置く |
この2つの技でドリーとブロギーを悪魔化し、さらに悪魔化した者同士が接触すると連鎖的に悪魔化が広がるという特性も判明しています。
1位の競合記事で指摘されていた「悪魔契約と黒転支配は2つの別技か、1つの技の2段階か」という論点も興味深いところです。契約内容がフリーテキスト的に変更可能であるなら、軍子や五老星に与えた契約の条件もそれぞれ異なっている可能性があります。
イム様との3段階の契約
第1167話〜1169話で、イムとの契約には3つの段階があることが明かされました。
| 契約段階 | 対象 | 得られる力 | 代償 |
|---|---|---|---|
| 浅海契約 | 神の従刃(見習い) | 五芒星(アビス)の通り抜け | 能力圏内でイムの命令に逆らえない |
| 深海契約 | 神の騎士団 | 超人的筋力・不死の体・五芒星の生成能力 | どこにいてもイムの命令に背けない。思考まで支配される |
| 深々海契約 | 五老星 | 上記に加え不老・怪物への変身・テレパシー(推定) | 自我がほぼ完全に消失(推定) |
シャンクスの証言(第1169話)では、浅海契約でも「奴の能力圏内では逆らえなくなる」とのこと。深海契約を結んだハラルドは「おれの考えも変わるのか!? あいつの命令によって……」と恐怖を露わにしています。
さらに第1171話では、契約がイム自身にも代償を伴うことが判明。「ムーにしても『契約』は代償を伴うのだぞ!!」と息切れしながら語るイムの姿は、全能の支配者というイメージを揺るがすものでした。
ビビが欲しい理由とは?正体に迫るネフェルタリ家との因縁
イム様はなぜビビを欲しがるのか。この問いに答えるには、ネフェルタリ家が世界政府の中で占めてきた特殊な位置を理解する必要があります。
「ビビが欲しい」の一言に込められた意味
五老星に対して「ビビが欲しい」と告げたイムの真意は、原作でもまだ明確に語られていません。ただし、手がかりはいくつも散らばっています。
- 908話でビビの写真だけを傷つけなかった
- リリィ女王に対する異常な執着を見せている
- ビビは母親にそっくりな顔立ちであり、その祖先リリィにも似ている可能性がある
- ネフェルタリ家は「最初の20人」のうち唯一マリージョアへの移住を拒否した一族
リリィへの執着が現代のビビに向かった?
イムがリリィに強い感情を抱いていたことは、1085話の描写から明らかです。一部の考察では、この感情は恋心であり、ジョイボーイと恋敵だったのではないかとも言われています。
リリィと瓜二つの容姿を持つビビに執着するのは、800年前の感情が現在まで尾を引いているから。その解釈が正しければ、イム様の正体は「不老不死によって感情すら風化しなかった人物」ということになります。
ネフェルタリ家の王女が持つ特別な力の可能性
もう一つの有力な説は、ネフェルタリ家の血統に特別な力が宿っているというものです。リリィがポーネグリフを世界中に散らばらせた「大失態」を犯せたのも、ネフェルタリ家に何らかの力があったからこそ。
イムがビビを手元に置きたい理由は、恋慕か、能力の利用か、あるいはその両方なのかもしれません。
ロビンが解読するポーネグリフとの関係からペルまで
イム様の正体を考える上で、ポーネグリフとアラバスタ王国の関係は外せません。ニコ・ロビンが解読を進める歴史の本文は、イムが800年間隠し続けてきた真実そのものです。
ポーネグリフが散らばった原因はイム様側にある
1085話で、イムは「あの日のリリィのミスがなければポーネグリフが散らばることはなかった」と発言しています。世界政府が空白の100年を隠蔽し続けてきた理由の一端が、このセリフに集約されているといえます。
ロビンはオハラで唯一生き残ったポーネグリフの解読者です。彼女が全てのポーネグリフを読み解いた先に、イム様の正体と空白の100年の真実が明かされる構造になっています。
アラバスタの守護者ペルとイム様の関係は?
ファンの間では「ペル=イム様説」も語られています。根拠は以下の通りです。
| 根拠 | 詳細 |
|---|---|
| ビビへの態度 | イムがビビの写真を傷つけなかった点が、幼少期からビビに仕えるペルの性格と一致 |
| ネフェルタリ家との繋がり | 「アラバスタ最強の戦士」としてネフェルタリ家に仕えているが、それ以前の経歴が不明 |
| 不死身の描写 | アラバスタ編で爆弾を抱えて上空へ飛び、爆発に巻き込まれたにもかかわらず生存 |
ただし、原作1086話でイムの本名が「ネロナ・イム聖」と判明して以降、ペル説はやや後退しています。イムが「最初の20人」の一人であるなら、ペルとは別人物と考えるのが自然です。とはいえ、ネフェルタリ家の周辺にイムの手がかりが集まっているのは事実であり、ペルが何らかの形でイムと繋がりを持つ可能性は残されています。
リリィ女王との800年越しの執着が正体の鍵を握る
イム様の正体を解き明かす最大のピースが、800年前のアラバスタ女王ネフェルタリ・D・リリィです。この人物は「最初の20人」の一人であり、Dの一族であることを周囲に隠していました。
リリィ女王のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ネフェルタリ・D・リリィ |
| 肩書 | 800年前のアラバスタ王国女王 |
| 所属 | 最初の20人の一人 |
| 秘密 | Dの一族であること |
| 遺産 | 子孫に宛てた手紙(「ポーネグリフを守りなさい」) |
「ミス」は故意だった
イムはリリィの行動を「大失態」と呼んでいますが、リリィがDの一族だったという事実と、手紙に「ポーネグリフを守りなさい」と書いていた事実を合わせれば、このミスは計画的だったと見るのが妥当です。
世界政府の創設者でありながら、内部からポーネグリフを守る行動をとったリリィ。イムにとっては800年経っても許せない裏切りだったのでしょう。
リリィへの感情の正体は?
恋心なのか、支配欲なのか、それとも同志への怒りなのか。イムがリリィに抱く感情は一筋縄ではいきません。
確実なのは、800年もの時を超えてなおリリィの名を口にし、その末裔であるビビに執着を見せているという事実です。不老不死の肉体が時間の風化を防ぎ、感情までもが800年前のまま凍結されているとしたら、イム様は「時に囚われた存在」と呼ぶべきなのかもしれません。
素顔はどんな顔?シルエットから読み解く手がかり
連載開始から30年近くが経過してもなお、イム様の素顔は完全には描かれていません。ただし、断片的な情報は徐々に増えてきています。
現在わかっている外見的特徴
- 赤くギョロッとした特徴的な瞳(二重丸の黒目)
- 異様に長い頭部(王冠の可能性あり)
- 体全体を覆うローブ、もしくは極端に長い髪
- 背丈はそれほど高くない
- 腕は頭部に対してやや下方から伸びている
醜い顔説 vs ビビそっくり説
尾田栄一郎は過去に「天竜人のように心が醜い人物は醜い顔で描いている」と発言していたとされます。この言葉に従えば、天竜人の頂点に立つイムの素顔は醜いものになるはずです。
一方で、リリィやビビへの執着の強さから「ビビと似た顔をしている」という説もあります。イムがリリィの血縁者だったとすれば、ビビに似た顔立ちでもおかしくありません。
908話でコブラがイムの顔を見て驚愕の表情を浮かべた描写も意味深です。まだ見ぬ人物なら驚きこそすれ、あそこまでの衝撃にはならないはず。既知の人物に似ていたか、あるいは「あり得ない人物」に見えたか。この反応が素顔の正体を絞り込むヒントになります。
ミホーク・ズニーシャとの瞳の共通点
イムの瞳は二重丸の特徴的な描き方をされており、鷹の目のミホークや象主(ズニーシャ)と同じデザインです。ミホークとの血縁関係(父子説)、ズニーシャとの800年越しの因縁など、この瞳の共通点は複数の考察を生んでいます。
ミホークの過去の懸賞金が不明であること、ズニーシャがジョイボーイと仲間だったこと。点と点が線で繋がった先に、イムの素顔が明かされるのでしょう。
イム様の正体を予想する有力説と考察を検証
- ルフィの母親説は本当?正体が女性である根拠
- 仏説と海(UMI)逆読み説から正体を読み解く
- ドロピザとフランス革命から正体のモデルを考察
- ジョイボーイとは兄弟?正体に関わる空白の100年の因縁
- 正体の予想まとめ!ラスボスとしてのイム様の全体像
- ニカと対になる「悪魔」の正体が意味するもの
ルフィの母親説は本当?正体が女性である根拠
イム様の正体として根強い人気を持つのが「ルフィの母親」説です。荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、そう考える根拠はいくつか存在します。
女性説が出た理由
イムの性別は長らく不明でした。シルエットは華奢で、王冠(もしくは髪)で背を高く見せているものの、実際の体格はそれほど大きくありません。
パンゲア城の「花の部屋」で過ごしている点、従者がシスター服の女性に見える点なども、女性説の根拠に挙げられていました。ただし1086話で「聖」の敬称が判明し、男性である可能性が高まっています。
ドラゴンとの壮大な夫婦喧嘩?
ルフィの父・モンキー・D・ドラゴンは世界政府を打倒しようとする革命軍の総司令官です。作中にルフィの母親は一切登場していません。
もしイムがルフィの母だとすれば、ドラゴンは「妻が描く世界」を否定して反乱を起こしたことになります。そこに息子ルフィが参戦するという構図は、物語としてはスケールが大きい。
ただし、イムは908話でルフィの手配書を引き裂いています。仮に母親だとしても、息子への愛情がない状態です。この設定が物語として成立するかどうかは、今後の展開次第でしょう。
子供説という変化球
小柄なシルエットから、イムが「子供」である可能性も指摘されています。不老不死の体であれば見た目が子供で止まっていてもおかしくはなく、素顔が描かれた時のインパクトも絶大です。
仏説と海(UMI)逆読み説から正体を読み解く
イムという名前には、その正体を暗示する複数の意味が込められている可能性があります。尾田栄一郎は重要キャラクターの名前に必ず意味を持たせる作家です。
「仏」を分解するとイムになる
「仏」という漢字を分解すると「イ」と「ム」に読めるという説は、最も広く知られている考察の一つです。
| 根拠 | 詳細 |
|---|---|
| 漢字の分解 | 「仏」→「イ」+「ム」 |
| フランスとの関連 | 仏=フランス。ワンピースはフランス革命をモデルにしている説と合致 |
| 逆さ読み | イムを逆さに読むと「無為」=絶対不変を表す仏教用語 |
| 隠語としての仏 | 警察用語で「死者・死体」の意味。不死のイムとの対比 |
ルフィがニカの力を覚醒させ「太陽の神」の系譜に立った以上、その対極に「仏」=悟りの存在がいるのは構造として綺麗に収まります。
海(UMI)を逆さに読むとIMU
海=UMIを逆さにするとIMU=イム。海を統べる者、あるいは海と敵対する者を暗示しているという説です。
悪魔の実の能力者が海に嫌われるという設定と合わせて考えると、イムが海の悪魔の化身、もしくは悪魔の実の創造者である可能性が浮上します。海軍大将・緑牛の「森は海に並ぶ命の生みの親」という発言が、海の能力者の登場を匂わせる伏線だとする見方もあります。
アダムとイブ説
人類の始祖アダムとイブの名前から1文字ずつ取ると「イム」になるという説もあります。禁断の果実=悪魔の実という対応関係を考えれば、イムが悪魔の実の成り立ちに深く関与している存在と解釈できます。
アダムとイブ=始祖。唯一王として世界を統治するイムが「何かの始まり」に関わる存在であるなら、この説の説得力は高いといえます。
ドロピザとフランス革命から正体のモデルを考察
イム様の正体を外側から考察するアプローチとして、作品のモデルとなった歴史的事件から読み解く方法があります。ドロピザ(考察系YouTuber・ブロガー)を中心に広まったフランス革命モデル説は、多くのファンに支持されています。
ワンピースとフランス革命の一致点
| ワンピース | フランス革命 |
|---|---|
| 天竜人(特権階級の横暴) | 聖職者・貴族による圧政 |
| ルフィの誕生日: 5月5日 | 革命の開始日: 1789年5月5日 |
| トラファルガー・D・ワーテル・ロー | ワーテルローの戦い(ナポレオン最後の戦い) |
| サリー・ナントカネット(ゴア王国王妃) | マリー・アントワネット(ルイ16世の妻) |
| イム=16(語呂合わせ) | ルイ16世(処刑された王) |
イムのモデルがルイ16世だとすれば
興味深いのは、ルイ16世が「暴君」ではなかったという事実です。
ルイ16世は市民の意見を聞く場を設け、貴族からも税を取ろうと試みた改革派の王でした。フランスの膨大な赤字の原因は先王ルイ15世やマリー・アントワネットにあり、ルイ16世自身の責任は限定的です。
処刑の際、彼は革命家たちを恨まず、フランスの未来を願う言葉を残しています。
この史実をイム様に重ねると、「単なる悪役ではなく同情の余地がある人物」という像が浮かび上がります。五老星の中にも時折「情」が垣間見えるのと同様、イム自身も何らかの事情を抱えているのかもしれません。
ジョイボーイとは兄弟?正体に関わる空白の100年の因縁
「イム様とジョイボーイは兄弟なのか?」という疑問は、Yahoo!知恵袋をはじめ多くの場所で議論されています。現時点で公式に血縁関係は語られていませんが、両者の間に深い因縁があることは確実です。
エッグヘッドでの絶叫が物語る恐怖
エッグヘッド編終盤、エメトがジョイボーイの覇王色の覇気を解き放った瞬間、遠く離れたパンゲア城にいたイムは断末魔に等しい絶叫を上げました。普段は不気味なほど冷静なイムが、ジョイボーイの残滓に対してここまでの恐怖を示したのです。
この反応は、800年前に直接対峙した記憶が蘇ったトラウマとしか解釈できません。
兄弟説の根拠と反論
| 兄弟説の根拠 | 反論 |
|---|---|
| ニカとイムが「対」の存在として描かれている | 対=兄弟とは限らない。敵対関係でも対になりうる |
| 両者とも800年前から存在している | 同時代人が全て血縁というわけではない |
| 巨大な麦わら帽子(ジョイボーイのもの?)をイムが保管 | 敵の遺品を保管する動機は血縁以外にもある |
| 両者とも「腕力」を重視する存在 | 能力の共通性は構造的対比の演出かもしれない |
兄弟であれ宿敵であれ、イムとジョイボーイの関係は物語の核心です。ジョイボーイの後継者であるルフィとイムが最終的に対峙することは、ほぼ確定的な展開と見て間違いないでしょう。
56年前のロックスとの対面
原作では、ロックス・D・ジーベックが56年前にパンゲア城の「花の部屋」でイムと直接対面していたことも判明しています。ロックスは「ここへ戻って来る」とイムに宣戦布告しましたが、その後ゴッドバレー事件で死亡。
ゴッドバレー島が事件後に跡形もなく消えたのも、イムの力(ウラヌス?)によるものではないかと考察されています。
正体の予想まとめ!ラスボスとしてのイム様の全体像
これまで提示されてきたイム様の正体に関する予想を一覧で整理します。原作1086話で本名が判明して以降、淘汰された説もあれば新たに浮上した説もあります。
主要な正体候補一覧
| 説 | 概要 | 現在の有力度 |
|---|---|---|
| 最初の20人本人説 | ネロナ家のイム聖がオペオペの不老手術で800年生存 | 最有力(イワンコフの推測) |
| 古代兵器ウラヌス説 | ルルシア王国を消した力=ウラヌスの力をイム自身が持つ | 有力 |
| 悪魔の実の創造者説 | 海(UMI)を司る存在として悪魔の実を生み出した | 中程度 |
| ビビ・コブラ・ペル等の変装説 | アラバスタ関係者がイムの正体 | 本名判明後は後退 |
| ルフィの母説 | 女性・小柄なシルエットから | 「聖」判明後は後退 |
| 子供説 | 不老不死で見た目が子供のまま | 可能性あり |
ラスボスとしての確度
世界政府の裏から全てを動かしている存在であり、ニカの対になる「悪魔」の系譜を持つ人物。サターン聖を遠隔で白骨にまで変貌させた粛清能力。ルフィの前に立ちはだかる最後の敵として、これ以上の適任者は存在しないでしょう。
ただし尾田栄一郎の作風を考えれば、イムが「純粋な悪」として描かれるとは限りません。ルイ16世モデル説にある通り、同情の余地がある人物像になる可能性は十分にあります。
ニカと対になる「悪魔」の正体が意味するもの
エルバフ編で描かれたイム様の姿は、太陽の神ニカと真逆の「悪魔」そのものでした。この対比構造は、イム様の正体を読み解く上で最も重要な軸です。
ニカとイムの対比一覧
| 要素 | ニカ(ルフィ) | イム様 |
|---|---|---|
| 司るもの | 自由・解放 | 支配・契約 |
| イメージ | 太陽・白 | 闇・黒 |
| 戦い方 | 人と共に戦う | 人を支配して戦わせる |
| 能力の本質 | 想像のままに戦い腕力を得る | 寿命と引き換えに不死と腕力を与える |
| シンボル | 麦わら帽子 | 王冠 |
「腕力」という共通キーワード
注目すべきは、両者がともに「腕力」を重視している点です。
イムはブロギーへの契約で「不死の体と常ならざる腕力を与える」と宣言。一方、ニカの能力についても「空想のままに戦い、さらに腕力を得るという」というセリフがあります。
悪魔の実の力や覇気が支配する世界で、わざわざ「腕力」に言及する2人。この共通点は、イムとニカが根源的に同じ力の表裏であることを示唆しているのかもしれません。
「世界をひっくり返す」の本当の意味
ワンピースを見つけることは「世界をひっくり返す」と作中で語られてきました。イムの技「黒転支配(ドミ・リバーシ)」は、まさに物事を「反転」させる力です。
正義と悪、神と悪魔、陸と海、太陽と月。この世界のあらゆる二項対立が、イムの力によって一度「ひっくり返されている」のだとしたら。ルフィがワンピースを見つけて世界をひっくり返すとは、イムが反転させた世界を「元に戻す」行為なのかもしれません。
イム様の正体は、800年前に世界を反転させた張本人。その考察が正しければ、ONE PIECEという作品のタイトルそのものに、イムの正体が織り込まれていたことになります。
イム様の正体に関するネタバレ考察まとめ
- イム様の本名は「ネロナ・イム聖」で、800年前に世界政府を創設した「最初の20人」の一人とされている
- 五老星よりも上位に位置し、聖地マリージョアの「虚(から)の玉座」に座る唯一の存在である
- 原作90巻・第906話で初登場し、第1086話で本名が判明した
- エルバフ編(第1149話)で軍子に憑依し、シャンクス以上とされる覇王色の覇気を披露した
- 「悪魔契約(アー・クワール)」で寿命と引き換えに不死と腕力を付与し、「黒転支配(ドミ・リバーシ)」で対象を悪魔化して支配する
- イムとの契約は浅海・深海・深々海の3段階があり、深いほど力と引き換えに自我を失う
- 第1171話で、契約はイム自身にも代償を伴うことが判明している
- 五老星との契約上限は13人で、最後の晩餐のユダや北欧神話のロキなど「13」にまつわる不吉な逸話と重なる
- イムは908話でルフィ・黒ひげの手配書を引き裂き、しらほしに短剣を突き立てたが、ビビの写真だけは傷つけなかった
- ビビへの執着は800年前のリリィ女王(ネフェルタリ・D・リリィ)への感情に起因すると考えられている
- リリィの「大失態」でポーネグリフが散らばったが、リリィがDの一族だったことから故意の行動と見られている
- 素顔は未公開だが、二重丸の特徴的な瞳はミホークやズニーシャと共通している
- 名前の由来は「仏」の分解説、海(UMI)逆読み説、アダムとイブ説の3つが有力である
- フランス革命モデル説では、イム=16=ルイ16世の語呂合わせで、「単純な悪ではない人物」を示唆している
- エッグヘッド編でジョイボーイの覇王色に絶叫しており、800年前に直接対峙したトラウマが残っている
- ニカ(太陽の神)と対になる「悪魔」として描かれ、自由 vs 支配の構図がルフィとの最終決戦を予感させる
- 56年前にロックス・D・ジーベックとパンゲア城で対面し、宣戦布告を受けた過去がある
- サターン聖を遠隔で白骨化させるなど、契約を介さない直接的な粛清能力も持つ

