鬼殺隊の柱として高い戦闘能力を誇る風柱・不死川実弥(しなずがわ さねみ)。
出会ってすぐの禰豆子への仕打ちから、炭治郎にとっては珍しく折り合いの悪い柱でもあります。
最終決戦では死闘を繰り広げながらも最後まで生き残った人物です。
登場時には9名そろっていた柱も、最後まで生き残った柱は2名だけでした。
今回は、最後まで生き残った風柱・不死川実弥について詳しくご紹介していきます!
【鬼滅の刃】不死川実弥は死亡しなかった!彼が生き残れた理由は?
不死川実弥は鬼滅の刃で原作最終巻の最終話まで生き残った人物です。
鬼殺隊の中では鬼を人一倍憎んでいる人物でしたね。
柱は隊服の上に羽織を身につけていますが、その羽織には「殺」の文字。
不死川実弥の発言には、言葉の端々にも鬼への憎しみが溢れていました。
最終決戦では上弦の鬼や鬼舞辻無惨との戦いを掻い潜り生き延びています。
隊士だけでなく柱も次々と命を落としていった最終決戦。
そんな中、物語の最終回まで生き残ることができたのはすごいことですよね。
不死川実弥が生き残れた理由とはどんなものだったのでしょうか?
じつは不死川実弥は「稀血(まれち)」という特殊な体質の持ち主でした。
稀血とは、非常に珍しい種類の血液を指します。
稀血という言葉は現実に存在していますが、作中では現実の意味合いとは少し異なっています。
鬼は人間を食べた数だけどんどん強くなっていきます。
しかし、その中でも稀血と呼ばれる珍しい種類の血の人間を食べるとより強くなれるのです。
稀血の人間は、肉体や血液の栄養価が他の人間と比べてとても高いとされています。
1人食べるだけでも50人分以上の人間を食べるのと同等の栄養を得られるほどです。
そのため、稀血の人間は鬼を引き寄せてしまい狙われやすいという危険もあります。
しかも不死川実弥は稀血の中の稀血と呼ばれるほどの希有な体質。
不死川実弥の血の匂いを嗅ぐと、鬼は酩酊したかのような状態になるのです。
作中でも「猫に木天蓼(またたび)、鬼には稀血」という発現がありましたね
自らの体質を正しく理解していた不死川実弥。
上弦の壱との戦いの際にも、稀血によって隙を作る場面もありました。
本人の剣術の強さに加えて稀血という特異体質。
そしてそれを生かして戦う冷静な性格であることも生き残れた要因なのではないでしょうか。
不死川実弥の死亡フラグはあったのか?
最後まで生き残ることができた風柱・不死川実弥。
しかし、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との戦いでは死亡フラグが立っていたのです。
これまで弟・不死川玄弥に対して冷たく突き放すような態度をとってきた実弥。
黒死牟との戦いに入る前にはじめて、弟・玄弥への本当の思いを口にしたのです。
まるで遺言かのように聞こえてしまいました!!
死ぬつもりはなかったとしても、無事でいられる保証はない相手との戦いでした。
不死川実弥は、七人兄妹の長男でした。
公式ファンブックでは「泣いた赤鬼を地で行く人」とも言われているほど、じつは献身的。
家族を大切に思っており、大切な人を守るためなら自分が死んでも構わない。
自分が嫌われたとしても、相手が無事ならそれでいいというタイプなのです。
玄弥に冷たく当たったのも、安全なところで幸せに暮らしてほしいという理由からでした。
荒々しい言動の奥には深い愛情が隠されていたんだね。
読者にとっては完全に惚れてまうやろ案件でしたね
加えて、黒死牟との戦いでは「兄弟」という関係性にスポットライトが当たっていました。
黒死牟と縁壱。実弥と玄弥。無一郎と有一郎。
黒死牟との戦いに入るずっと前にすでに縁壱と有一郎はすでに亡き人でした。
そのため、実弥と玄弥もどちらかが欠けるフラグが立っているように感じられたのです。
痣が発現したので25歳に死亡する?
不死川実弥は、黒死牟との戦いの中で痣を発現しています。
この痣というのは、呼吸を極めた剣士にのみ現われる痣です。
痣が発現したものは、よりいっそう強さを手に入れることができます。
しかし、デメリットとして25歳を迎える前に亡くなるとされています。
ちなみに実弥が25歳で亡くなったかどうかは作中では描かれていません。
しかし例外はありました。
黒死牟の弟・縁壱(よりいち)は痣を発現しながらも寿命まで生き亡くなっているのです。
縁壱は痣を発現したものの25歳を超え生き延びた唯一の例外とされています。
実弥の弟・玄弥は稀血ではないものの、鬼喰いができるという特異体質の持ち主でした。
母親も鬼にされていることもあり、稀血かなにかの特異体質で狙われた可能性もあります。
不死川一家には何かしらの特異体質の血筋だったのではと推察されているのです。
実弥は稀血という珍しい体質に加えて、父親譲りの特別頑丈な体の持ち主でもあります。
もしかすると25歳を過ぎても生きていたかもしれませんね!
不死川実弥はその後どうなった?
鬼舞辻無惨の討伐を果たした鬼殺隊は、最後の柱合会議をもって解散。
その後、実弥がどのように暮らしたかについては作中では詳しく描かれてはいません。
最終話にあったのは、穏やかな表情で旅をしているような描写のみです。
鬼殺隊時代には荒々しい振る舞いが多かった実弥ですが、じつは常識人。
目上には敬意を払い敬語も使いますし、規律を守り他の柱との協調性も持ち合わせていましたね。
すべてから解放されて本来の自分の姿で、余生を穏やかに過ごせているといいですね。
無惨との死闘で生き残った柱は実弥と義勇
最終決戦において最後まで生き残った柱は二人でした。
風柱・不死川実弥と水柱・冨岡義勇の二人です。
激闘の末に無惨を倒したものの、どちらも指や腕などを失い無事ではありませんでした。
命に別状はなく、回復したのち二人は最後の柱合会議に出席しています。
ちなみに、元音柱・宇髄天元も生きています。
遊郭編で片目と片腕を失い、柱を引退しているので、無惨との最終決戦には参加していません。
宇髄天元は、最終決戦では産屋敷邸の護衛をしており無事でした。
まとめ
不死川実弥について詳しくご紹介しました!
いかがでしたか?
不死川実弥といえば、柱合会議での禰豆子へのひどい仕打ちがやはり印象。
冷酷非道かと思いきや、最後の最後まで読むと印象が一変するキャラクターですよね。
最終決戦で死んでいくキャラクターが多い中、生き残ってくれてよかったです。
辛いことが多い人生だった分、余生は穏やかに過ごせているといいですよね。
以上、不死川実弥についてお伝えしました!