鬼滅の刃の物語において鬼を討伐する組織として活躍する鬼殺隊。
産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)はその鬼殺隊の当主として物語に登場します。
大ヒット作となった劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の冒頭にも登場しましたね!
そんな鬼殺隊当主・産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の間にはどんな関係があるのでしょうか?
じつは産屋敷一族には、大正時代だけでなく長きにわたり鬼舞辻無惨との因縁があるのです。
今回は、産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の関係について詳しくご紹介していきます!
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨は兄弟なのか?
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨はどのような関係なのでしょうか?
じつは産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨は同じ血筋に当たります。
しかし鬼舞辻無惨は千年も前から生き続けているといわれる鬼の始祖です。
鬼滅の刃の主人公である炭治郎の家族を殺し、禰豆子を鬼に変えた宿敵でもあります。
一方、鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉は大正時代を生きる人間です。
生きている時代が大きく異なり、直接の子孫でもないので、遠い親戚のようなものですね。
兄弟や子孫ではないけど、同じ一族であり遠縁に当たるということだね
同じ血筋とはいえ、鬼の始祖と鬼を討伐するための組織・鬼殺隊の当主。
産屋敷一族の悲願は鬼殺隊とともに鬼舞辻無惨を滅殺すること。
鬼舞辻無惨も産屋敷一族を殲滅することを目標として命を狙っています。
同じ血筋でありながら、両者の関係は敵対関係となっていますね
二人の顔が似ている理由は同じ一族だから
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の顔は似ているといわれています。
じつは二人が似ているのは先述のとおり同じ血筋に当たることに由来しているのです。
単行本のおまけページでは「二人の顔は双子のように瓜二つ」であると描かれているほど。
もちろん鬼舞辻無惨にも他の鬼たちと同様に、人間として生まれ過ごした過去があります。
しかし鬼舞辻無惨が産屋敷家の血筋として生を受けたのは平安時代の出来事。
産屋敷耀哉が生きている時代は大正時代なので、ずっとずっと昔の出来事です。
同じ産屋敷一族の出自であるとはいえ、遠い昔に生きた人物とそんなにも似ているなんて不思議ですよね。
互いに命を狙う関係にあるため、長らく直接対峙することはなかった二人。
炭治郎と禰豆子の存在をきっかけに膠着状態を脱し、ついに産屋敷耀哉は鬼舞辻無惨との対面を果たします。
そして結果的には鬼舞辻無惨の討伐を果たすという一族の悲願を達成することになりました。
二人の容姿が似ているのも長年にわたる因縁、もしくは運命の巡り合わせなのではないでしょうか。
原作コミックスの16巻で二人が対峙するシーンが詳しく描かれているよ。
第137話の扉絵は二人が対面している絵になっていますね。そっくりです
産屋敷耀哉の病気は鬼舞辻無惨のせい
産屋敷耀哉が鬼殺隊当主としてはっきりと姿をあらわしたのは柱合会議のときでした。
このとき産屋敷耀哉は二十三歳。
すでに病に冒されているような描写でした。
https://twitter.com/youteru8457/status/1170592844848910336?s=20
顔の半分には焼けただれたような痕、痣のように変色した状態。
そして子どもに手を引かれて歩いていることから盲目であると見受けられます。
すぐそばで起こった禰豆子に関する出来事を子どもたちに説明させ、状況を理解している様子もありましたね。
このとき産屋敷耀哉が冒されている病が一族の宿命とされている病です。
原作では、産屋敷耀哉の病気については詳しく語られてはいません。
しかし、この病は鬼舞辻無惨が鬼になったことによるものと語られているシーンがあります。
じつは鬼舞辻無惨は人間だった頃もとても病弱でした。
生まれるまでにも何度も心臓が止まり、生まれてからも床に伏せりがち。
医師の治療を受けながら、なんとか命をつないでいるという状況でした。
そして二十歳までも生きられないと医師から宣告を受けているのです。
鬼舞辻無惨は産屋敷家の血筋の中でもとりわけ病弱だったということなのでしょうか。
産屋敷家が背負ってしまった、代々短命に生涯を終えるという悲しい宿命。
それは一族から鬼舞辻無惨という怪物を生み出してしまったことによるものと考えられています。
産屋敷耀哉はのちに、この宿命を「鬼舞辻無惨の呪い」であるとはっきり語っています。
無惨自身はこれについては言いがかりだと反論しているよ
鬼狩りに尽力し人々を助ける産屋敷家がこんなつらい宿命を背負っていたなんて
産屋敷家にかけられた恐ろしい呪い
産屋敷家に降りかかる「呪い」とも呼ばれるほどの悲しい宿命。
その宿命というのは、産屋敷家に生まれた人間は代々短命であるというものです。
三十歳まで生きることもできないほどで、ものすごく短命です。
柱合会議のエピソードにて登場したお館様の姿もとても儚い雰囲気でした。
一目で病とわかる様子で、残された時間が短い感じもしていましたね。
産屋敷一族の恐ろしい呪い、悲しい宿命はそれだけではありません。
産屋敷家が授かる子どもは男の子ばかりでした。
そして、産屋敷家に生まれた男の子はいつも一人のみを残して全員亡くなってしまいます。
産屋敷耀哉の兄弟も、耀哉以外は全員亡くなっているとされています。
こういった事情から、産屋敷耀哉が鬼殺隊の当主となったのもわずか四歳のときでした。
無惨が鬼になる前は普通だったのでしょうか?それとも遺伝性の病かなにかだったのでしょうか?
また、女の子が生まれたとしても、どれだけ気をつけていても事故や病気で亡くなってしまいます。
そのため女の子は十三歳までに結婚して名字を変えなければなりませんでした。
子どもを授かっても次々と亡くなっていくなんて、とても辛いことですよね。
授かった命を生かすため、血筋を途絶えさせないために与えられた時間もごくわずかしかありません。
悲しい宿命が「呪い」と呼ばれてしまうのも納得ですね。
鬼舞辻無惨の討伐という悲願が達成されたあと、産屋敷家当主は天寿を全うしています。
鬼舞辻無惨が鬼になったことにより、同じ血筋の者にのみなんらかの影響が出ていたのかもしれませんね。
代々神職の妻を娶り、鬼舞辻無惨の討伐に心血を注ぐことが産屋敷一族にとって唯一呪いへの対抗策だったのです。
まとめ
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の関係について詳しくご紹介しました!
いかがでしたか?
鬼滅の刃では主人公たちの宿敵として描かれている鬼の首領・鬼舞辻無惨。
まさかその鬼舞辻無惨と鬼殺隊当主が血縁関係にあったなんてびっくりですよね!
産屋敷一族の鬼退治の物語は、炭治郎が鬼舞辻無惨と出会うよりずっと昔に始まっていたのですね。
産屋敷耀哉は今年公開予定の遊郭編にも登場する可能性があるキャラクターです。
二人の顔のそっくり加減もぜひチェックしてみてください!
以上、産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の関係についてお伝えしました!