名探偵コナンの登場人物である阿笠博士。
物語の序盤からコナンのサポート役として欠かせない存在です。
そんな阿笠博士ですが、じつは黒の組織のボスであるという黒幕説があったんです。
体が縮んでしまった新一を保護し、様々なサポートツールを発明してくれている阿笠博士。
じつは悪い人だったなんてことがあったらショックですよね!
今回は、阿笠博士の黒幕説について詳しくご紹介していきます!
阿笠博士は初期設定では黒幕だった説
阿笠博士の本名は阿笠博士(あがさ ひろし)。
作中では博士(はかせ)と呼ばれることがほとんどです。
工藤新一宅の隣に住んでおり、面倒見がよく温厚で優しい性格の人物ですね。
なにかとコナンや少年探偵団たちと接する機会も多く、名探偵コナンの物語に多く登場します。
※近所のおじさんというより、実の祖父同然に慕われているよね!
※阿笠博士もコナンや少年探偵団のみんなを孫のように可愛がっていますね。
そんな阿笠博士ですが、じつは初期設定では黒幕だったのではと噂されているのです。
こどもたちにこんなにも慕われている阿笠博士が黒幕なんてことはあるのでしょうか?
阿笠博士の黒幕説の由来を詳しくみていきましょう!
阿笠博士黒幕説根拠1「お酒の名前」黒の組織のメンバーのコードネームはお酒
阿笠博士の黒幕説が噂されるきっかけとなったのはやはり名前です。
阿笠博士の名前の「アガサ」という部分により黒幕説が浮上しました。
黒の組織のメンバーのコードネームは、ジンやウォッカなどお酒にちなんだものですよね。
じつはアガサ・カクテルという名前のお酒があるんです。
加えてアガサ・カクテルはラムベースのカクテル。
ラムといえば組織のナンバー2であることが最近わかっています。
じつは阿笠博士は組織の中枢に近い存在なのでは・・・と黒幕説が再燃した一因です。
阿笠博士黒幕説根拠2「モデルはアガサクリスティ」
阿笠博士の名前の由来は、世界的に有名な推理小説家のアガサ・クリスティです。
阿笠博士の阿笠はアガサ・クリスティの「アガサ」から来ています。
アガサ・クリスティと言えば、同じく有名な推理小説家であるコナン・ドイルと対立関係にあったと言われています。
そのため、名前の由来に沿ってコナンと阿笠博士も似たような関係になっていくのではと噂されているのです。
ちなみに、阿笠博士の伯父と伯母の名前はそれぞれ栗介(くりすけ)と定子(ていこ)。
アガサ・クリスティの「クリスティ」の部分をもじったものとなっていますね。
阿笠博士の家もじつは別荘を保有するなど資産家なんですよね。
阿笠博士黒幕説根拠3「ピスコが話すボスの人物像」
黒の組織のメンバーであったピスコ。
表の顔は、経済界の大物とも言われる大手自動車メーカー会長・枡山憲三。
裏の顔は黒の組織の幹部の一人で、ピスコというコードネームの持ち主でした。
ピスコは物語の中で組織のボスである「あの方」との関係を語っています。
その内容は、ピスコは組織のボスに長年仕えているというもの。
つまり、「あの方」はそれなりに年を召した存在であるということです。
阿笠博士は初登場の時点で52歳。
物語の中で誕生日を迎え53歳になっています。
阿笠博士が黒幕だったとしても年齢的には十分あり得ますよね。
阿笠博士黒幕説根拠4「ストーリー前半の匂わせ」
阿笠博士は穏やかで優しいイメージしかないキャラクターです。
しかし、ストーリーの序盤の印象は全く違っていました。
原作では挙動が怪しげな作画も多かったことから黒幕説が消えませんでした。
中には、蘭が「ありえない人が犯人だったらどうするの?」と新一に問いかけるシーンも。
その際、「阿笠博士が犯人だったりしたら・・・」とも話していました。
具体的に名前が出ていたこともあり、黒幕の伏線なのではと噂されることとなりました。
今や大人気キャラクターの赤井秀一もそうだったよね!登場時は組織の人って感じだった!
たしかに赤井秀一は悪人面すぎて味方とは思えませんでしたよね・・・
阿笠博士がじつは・・・なんてことがありそうな描写が物語の序盤には多く見られましたね。
読者にバレたから設定を変更された?
黒の組織のボス「あの方」の正体については、名探偵コナンの謎の中でも常に議論されてきました。
そしてその中でも最も有力視されていたのが阿笠博士の黒幕説です。
阿笠博士の黒幕説はずいぶん前から最有力とされていました。
あまりに長きにわたり黒幕説が有力視されてきた阿笠博士。
黒幕が阿笠博士でないなら作者が路線変更したのでは!?と考える人まで現われたほどです。
それほどまでに黒幕の有力候補とされていたのです。
青山剛昌が公式に否定している
黒の組織のボスなのではないかと予想され続けてきた阿笠博士。
阿笠博士の黒幕説は作者・青山剛昌によって否定されています。
阿笠博士の他にも、作者により黒幕説が否定されている人物がいます。
- 工藤優作(コナンの父)
- 黒羽盗一(怪盗キッドの父)
- 目暮十三(目暮警部)
- 毛利小五郎
- ジェイムズ・ブラック(FBI)
これらの人物はすでに黒幕ではないと明らかになっています。
黒幕ではないかと疑われている人は阿笠博士の他にもたくさんいたんですね。
工藤優作によって烏丸蓮耶がボスだと明かされる
物語の中で、コナン(工藤新一)の父・工藤優作の推理により「CARASUMA」というワードが浮上。
黒の組織のボスと言われている「あの方」は烏丸蓮耶という人物であることが明らかになりました。
工藤優作はコナンに「日本で最も強大な人物を敵に回そうとしている」とも発言しています。
烏丸蓮耶という人物は、半世紀前に99歳で謎の死を遂げた大富豪。
大企業・烏丸グループの会長としても有名な人物です。
名探偵コナンの登場キャラクターである鈴木園子の鈴木財閥を上回る財力を誇ります。
また、裏社会への影響力も絶大で、世界有数レベルとされているのです。
黒の組織は黒ずくめの服を着ていてカラスみたいなイメージだよね!
しかし、本当に烏丸蓮耶が生きていた場合、140歳以上の年齢となります。
そのため、コナンや灰原哀と同様に、アポトキシンを服用して若返った説がささやかれています。
全く別の人物が烏丸蓮耶に成りすましているという説も。
現在も真相は明かされておらず、「あの方」が烏丸蓮耶と分かった以外は未だその正体は謎に包まれたままなのです。
まとめ
阿笠博士の黒幕説について詳しくご紹介しました!
いかがでしたか?
阿笠博士は常にコナンのサポート役として力になってくれる存在ですよね。
発明品もそうですし、黒の組織に正体がばれそうになったときにも機転を利かせて守ってくれています。
そんな阿笠博士がもし黒幕だったら、世界中のファンやこどもたちがショックですよね。
「あの方」が烏丸蓮耶という人物とわかっただけでまずはひと安心。
黒幕説がやっぱり本当だった・・・なんてことにならないことを祈るばかりです。
以上、阿笠博士の黒幕説についてお伝えしました!