ブラックラグーンの世界で「地上で最もおっかない女」と呼ばれるバラライカ。ロシアンマフィア「ホテル・モスクワ」タイ支部の大幹部であり、犯罪都市ロアナプラに絶対的な秩序をもたらす存在です。
物語では数多くのキャラクターが命を落としていく中で、バラライカは死亡したのか。その答えと、彼女の壮絶な過去、冷酷でありながら人間味を覗かせる名言、圧倒的な強さの秘密まで、この記事で詳しく掘り下げていきます。
- バラライカが死亡したかどうかの結論と、原作・小説版での現在の生存状況
- 双子編・日本編で見せた冷酷な判断と、ブラックラグーンの死亡キャラとの関わり
- 「跪け」をはじめとする名言の背景と、本名・年齢・過去の全容
- アフガン帰還兵で構成された遊撃隊の戦力と、バラライカの強さの理由
バラライカは死亡していない|ブラックラグーンの死亡キャラとの決定的な違い
- バラライカの生存状況と死亡説の真相
- ブラックラグーン死亡キャラ一覧とバラライカの立場
- 双子ヘンゼルとグレーテルの死亡とバラライカの命乞い拒否
- グレーテルの性別の謎とバラライカが見せた冷酷さ
- ブラックラグーン日本編でバラライカが関わった死亡キャラ
- ブラックラグーン最終回までのバラライカの動向
バラライカの生存状況と死亡説の真相
結論から述べると、バラライカは原作漫画・アニメ・小説版のいずれにおいても死亡していません。2026年3月時点で連載中のブラックラグーン本編でも、ホテル・モスクワのタイ支部頭目として健在です。
では、なぜ「バラライカ 死亡」という検索がこれほど多いのか。理由はいくつか考えられます。作中でバラライカの直属の部下が何度も殺害される展開があること、彼女自身もアフガニスタンで捕虜となり全身を焼かれる壮絶な過去を持つこと、そして物語のあらゆるエピソードで「死」と隣り合わせの立場にいること。こうした要素が「バラライカも死亡したのでは」という疑念を生んでいるのでしょう。
ただ、バラライカはブラックラグーンの中核を担うキャラクターです。レギュラーキャラクターの中でラグーン商会のメンバーに次いで登場シーンが多く、物語の推進力として欠かせない存在になっています。
死亡説が生まれる3つの背景
第一に、バラライカの部下である遊撃隊のサハロフやメニショフが双子編で殺害されたことです。組織のトップである彼女への攻撃と混同される場合があります。
第二に、小説版「シェイターネ・バーディ」で元部下のスタニスラフ・カンディンスキーがバラライカと敵対し、最終的に射殺される展開があります。この「バラライカに関わる人物の死」が、彼女自身の死亡と誤解されやすいのです。
第三に、日本編でホテル・モスクワが極道組織と激突する展開が続き、組織壊滅のイメージが先行することも一因でしょう。
小説版での生存も確認済み
小説版「シェイターネ・バーディ」では、バラライカを失脚させようとする陰謀が描かれます。元KGBのタチアナ・ヤコブレワが変装してバラライカの地位を脅かしますが、遊撃隊によって阻止されました。タチアナは拉致・殺害され、成田空港のトイレで遺体が発見されるという結末を迎えます。バラライカはこの事件を乗り越え、タイ支部の頭目として活動を続けています。
ブラックラグーン死亡キャラ一覧とバラライカの立場
ブラックラグーンは犯罪都市ロアナプラを舞台にした作品であり、エピソードごとに多くのキャラクターが命を落とします。新章が始まるたびに個性豊かなキャラクターが登場し、大半が退場していく構造です。
以下は主要な死亡キャラクターの一覧です。
| エピソード | 死亡キャラクター | 死因・状況 |
|---|---|---|
| Chase for ring-ding ships | 傭兵部隊大尉、陳、ルアク | 魚雷攻撃、爆破、レヴィに全滅 |
| Das Wieder Erstehen Des Adlers | ラッチマン、ブリッツ、クルッペン・フェラー | 射殺、レヴィに射殺 |
| Bloodsport Fairy tale(双子編) | ヘンゼル、グレーテル、ヴェロッキオ、メニショフ、サハロフ | 失血死、狙撃、惨殺、拷問、斬殺 |
| Fujiyama Gangsta Paradise(日本編) | 鷲峰雪緒、松崎銀次、坂東次男、チャカ、香砂政巳 | 自決、レヴィに斬殺、バラライカに殺害、溺死、射殺 |
| El Baile de la muerte(ロベルタ編) | ディエゴ・ラブレス、アブレーゴ、アルベルト・カマラサ | 爆殺、粛清、撲殺 |
| L’homme sombre | ルプス、ランデクス、ラニュレール、ロリキュレール | 射殺(バラライカ・遊撃隊による) |
この表を見て気づくのは、バラライカ自身はどのエピソードでも「殺される側」ではなく「排除する側」に回っているということです。部下を失うことはあっても、本人が命の危機に直接さらされる場面は限られています。これがレヴィやロベルタとの決定的な違いであり、バラライカが作中で特殊な立ち位置にある証拠でもあります。
双子ヘンゼルとグレーテルの死亡とバラライカの命乞い拒否
バラライカの冷酷さが最も鮮烈に描かれるのが、単行本第3巻の双子編です。ルーマニア生まれの殺し屋の双子、ヘンゼルとグレーテルがロアナプラに送り込まれ、無差別に殺人を繰り返します。
バラライカの直属の部下であるサハロフとメニショフが双子に殺害されました。サハロフはヘンゼルの戦斧で斬殺され、メニショフは拉致された後、頭に布袋をかぶせられて釘を打ち込まれるという残酷な手口で命を奪われます。
バラライカはこの報復として遊撃隊を総動員し、戦略的に双子を追い詰めていきます。ヘンゼルをバラライカの罠にかけ、手足を狙撃して動けなくした上で、こう告げました。
「本当に残念だわ…坊やには悪いけど、あなた、ここでオシマイなのよ。でもその前に、オイタのこと謝って貰わないと。…ねぇ坊や。とりあえずそこに跪きなさいな?跪けっ!」
ヘンゼルは「僕は死なないよ、死なないんだ。こんなにも人を殺してきたんだ」と叫びますが、バラライカは一切の命乞いを受け付けませんでした。「お前がそこで失血死するまでの時間をメニショフ、サハロフ両名の鎮魂の時間とする」と宣言し、救いの手も止めもないまま見届けます。
ヘンゼルの「僕は死なない」の意味
ヘンゼルが死の間際に語った「人を殺した分だけ長生きできる」という信念は、チャウシェスク政権下のルーマニアで育児放棄された孤児の悲劇から生まれたものです。児童ポルノに出演させられ、生き残るために同じ境遇の子供を殺し続けた結果、「殺せば殺すほど自分の命が延びる」という歪んだ価値観が形成されました。
バラライカはこの双子に対して、ある種の感慨を見せています。「バンジシールを思い出せ、敵の半分は子供だった。魂にも脂肪がつくものだ」というセリフは、アフガンの戦場を経験した軍人としての達観と、子供を殺さなければならない状況への苦さがにじみ出ています。
グレーテルの性別の謎とバラライカが見せた冷酷さ
ヘンゼルの死後、もう一人の双子であるグレーテルはラグーン商会に逃亡を依頼します。港で逃がし屋と落ち合う手はずでしたが、逃がし屋はすでにバラライカに買収されていました。港に到着した直後、グレーテルは頭部を撃ち抜かれて命を落とします。
この双子にはいくつかの謎が残されています。特にファンの間で議論されるのが「グレーテルの性別」の問題です。双子はお互いを「兄様」「姉様」と呼び合い、どちらにも男性口調と女性口調が混在します。
作中で姉様(グレーテル)がカツラを取ると、「僕はちゃんとここにいる。いつだって、姉さまと一緒にいるんだ」と兄様としての発言をする場面があります。服装やカツラを交換することで兄と姉が入れ替わっている、つまり1つの身体に2つの人格が宿っているという解釈が通説です。生物学的な性別は明確にされておらず、原作でも意図的に曖昧なまま描かれています。
バラライカの双子への対応は「温情的」だった説
ピクシブ百科事典の記述によれば、バラライカの双子への報復は「部下を惨殺された彼女にしては温情的な方」とされています。通常のホテル・モスクワの報復であれば、もっと凄惨な手段が取られるところを、ヘンゼルには「失血死するまで見届ける」という比較的穏やかな方法を選んでいるためです。大人の都合に翻弄される子供に対して、バラライカの中に何らかの葛藤があったのかもしれません。
ブラックラグーン日本編でバラライカが関わった死亡キャラ
双子編に続いて、バラライカの冷徹さが際立つのが「Fujiyama Gangsta Paradise」こと日本編です。バラライカはホテル・モスクワの拡張のため日本に出向し、関東の極道組織との抗争に介入します。
この編では、鷲峰組の若頭・坂東次男がバラライカに直接攻撃を仕掛けますが、素手で返り討ちにされて首の骨を折られ死亡します。さらに、香砂会の会長・香砂政巳は計画が露呈した結果、バラライカに射殺されました。ボディーガードの両角も、手打ち式の場でバラライカの手により射殺されています。
| キャラクター | 所属 | 死因 |
|---|---|---|
| 坂東次男 | 鷲峰組 若頭 | バラライカに首の骨を折られ死亡 |
| 香砂政巳 | 香砂会 会長 | バラライカに射殺 |
| 両角 | 香砂会 構成員 | 手打ち式でバラライカに射殺 |
| ヴァシリ・ラプチェフ | ホテル・モスクワ日本支部 | バラライカの策略により銀次が殺害 |
| 鷲峰雪緒 | 鷲峰組 組長 | 銀次の死後、刀で自決 |
| 松崎銀次 | 鷲峰組 若頭代行 | レヴィとの決闘で戦死 |
| チャカ | 鷲峰組 構成員 | 銀次に両腕を切断され溺死 |
注目すべきは、ホテル・モスクワの日本支部トップであるヴァシリ・ラプチェフの死です。バラライカはヴァシリと仲が悪く、元KGBの経歴を持つ彼を蛇蝎のごとく嫌っていました。銀次の襲撃を利用してヴァシリを始末するという策略を成功させており、敵だけでなく組織内の邪魔者も排除するバラライカの政治的手腕が浮き彫りになるエピソードです。
ブラックラグーン最終回までのバラライカの動向
ブラックラグーンは2026年3月現在も連載中であり、厳密な意味での「最終回」はまだ迎えていません。ただし、小説版「シェイターネ・バーディ」のラストエピソードでは、レヴィがジェイクを殺害しスタンが死亡するなど、物語の終焉を予感させる展開が描かれています。
バラライカは連載の各エピソードで一貫して「排除する側」に立ち続けています。「L’homme sombre」編ではフランスの秘密部隊「五本指(レ・サンク・ドワ)」がロアナプラに侵入しますが、遊撃隊の奇襲によって壊滅させました。投降したランデクスもバラライカの命令で射殺されるなど、容赦のなさは健在です。
バラライカの不在時にはロアナプラの治安が急激に悪化し、「タガが外れたかのように銃声が飛び交う無法地帯」と化したことが作中で語られています。彼女の存在そのものがロアナプラの抑止力であり、バラライカが倒れればこの街の秩序は崩壊するという構図が明確に示されています。
ダッチとバラライカの関係性
ブラックラグーンでダッチの正体を気にする読者も多いですが、バラライカとダッチの関係は比較的良好です。バラライカ曰く、ダッチには「デカい借りがある」とのこと。ラグーン商会に仕事を発注する立場であり、友好関係を基本としていますが、利害が対立すれば容赦なく潰しにかかる冷酷さは変わりません。ロベルタ編では作戦行動の邪魔になるレヴィの肩を部下に撃ち抜かせ、「お前が今生きているのはたまたま知り合いだったからに過ぎない」と宣告しています。
バラライカの死亡説を生んだ名言・本名・年齢・過去と強さの全貌
- バラライカの本名と年齢|ソーフィヤ・パブロヴナの素顔
- バラライカの過去とアフガン帰還兵の遊撃隊
- バラライカの名言とセリフ|「跪け」「祈れ」の背景
- バラライカの強さの秘密|スチェッキンと狙撃技術
- バラライカのかわいい一面|ロリライカと葉巻・酒の嗜好
- バラライカの名前の由来|きらりんレボリューションや9Lanaとの関係
バラライカの本名と年齢|ソーフィヤ・パブロヴナの素顔
バラライカの本名は「ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ」です。「バラライカ」は組織内のコードネームで、日本編では「ヴラディレーナ」という偽名も使用しています。
原作漫画では「ソーフィア」としか明かされていませんでしたが、アニメ版の日本編「Fujiyama Gangsta Paradise」でフルネームが判明しました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本名 | ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ |
| コードネーム | バラライカ |
| 偽名(日本編) | ヴラディレーナ |
| 年齢 | 40歳前後 |
| 身長 | 175cm(原作)/ 180cm(ピクシブ百科事典) |
| 出身 | 旧ソビエト連邦 |
| 声優 | 小山茉美 |
| 所属 | ホテル・モスクワ タイ支部頭目 |
年齢は40歳前後とされ、身長は175cmのスラブ系の美女です。顔や身体にはアフガニスタン時代に受けた火傷跡が多数あり、裏では「火傷顔(フライフェイス)」と呼ばれています。ただし、本人の前でこの呼び名を口にすることは絶対の禁忌です。作中では、直接この言葉を発した他幹部の胸倉を掴んで投げ飛ばすシーンが描かれています。
身長の情報にばらつきがある理由
エンタメ系ブログでは175cm、ピクシブ百科事典では180cmと記載されています。原作・アニメ公式での統一された数値は明示されておらず、ソースによって異なります。大柄な女性であることは間違いありません。
バラライカの過去とアフガン帰還兵の遊撃隊
バラライカの過去は、彼女が「なぜこれほど強く、冷酷になったのか」を理解する上で欠かせません。
少女時代のバラライカは可憐な美少女でした。父親が失脚したことを機に、一家の復権のため得意だった競技射撃を活かし、オリンピック射撃種目の選手を目指します。選考を有利に進めるため軍に志願し、スペツナズの遊撃隊(ヴィソトニキ)に入隊。第318後方撹乱旅団・第11支隊を率い、大尉まで上り詰めた凄腕の軍人でした。
しかし、目標だった1984年のロス五輪をソ連がボイコットしたため出場は叶いません。その後ムジャヒディンの捕虜となり、全身の肌を寸刻みに焼きつける拷問を1か月受け続けます。視力も低下し、ソウル五輪への道も閉ざされました。
軍籍剥奪の理由
原作版とアニメ版で設定が異なる部分があります。原作では「国際法違反の越境作戦中に難民キャンプの子供を助けた」ことが命令違反とされ、軍籍を剥奪されました。アニメ版では1989年のアフガン撤退後、ソ連崩壊によって部隊ごと軍籍を失ったという流れになっています。
いずれにせよ、行き場を失った帰還兵たちを率いてホテル・モスクワに参加し、ロシアンマフィアの世界に身を投じたという結末は共通しています。部下たちは全員、アフガンの戦場を共に駆け抜けた「百戦錬磨のアフガン帰還兵」であり、バラライカを頭脳として「一個の殺戮機械として機能する」とまで評される戦闘集団です。
幼少期からマフィアの大幹部への変貌
幼少期のバラライカはファンの間で「ロリライカ」と呼ばれ、熱狂的な支持を受けています。可憐で清楚だった少女が、戦争によって冷酷なマフィアの大幹部へと変貌した。アニヲタWikiでは「逆から言えば戦争はここまで人を変えてしまうという良い例なのかもしれない」と評されており、バラライカというキャラクターの深みを象徴するエピソードです。
バラライカの名言とセリフ|「跪け」「祈れ」の背景
バラライカのセリフはブラックラグーンの中でも屈指の人気を誇ります。軍人としての矜持と、マフィアの大幹部としての凄みが凝縮された言葉の数々を振り返ります。
「跪け」|双子編の最も有名な一言
単行本3巻、ヘンゼルに対して放たれたセリフです。手足を狙撃されて倒れるヘンゼルに向かい、冷静に、しかし怒りを滲ませて告げました。直属の部下を殺された復讐でありながら、感情を暴走させずに遂行するところにバラライカの恐ろしさがあります。
「祈れ。生きてる間にお前ができることはそれだけだ」
単行本1巻にて、対立するマフィアに対する死刑宣告の際の言葉です。「馬糞野郎、よく聞けよ、聞く事など何もない知りたいことも知っている。祈れ。」という一連のセリフは、「地上で最も恐ろしい女」の一人と呼ばれる理由を端的に示しています。相手に一切の弁明を許さない、圧倒的な力の差を前提とした宣告です。
「いこうか同志諸君、撃鉄を起こせ!」
単行本1巻、ロベルタとラグーン商会の抗争を収束させるため、遊撃隊を率いて前線に出る場面でのセリフ。マフィアの幹部ではなく軍の指揮官としてのバラライカの顔が最も色濃く出た一言で、部下との絆と指揮力を感じさせます。
「鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの」
双子編で遊撃隊を出陣させる際のセリフ全文は次の通りです。「亡き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる。カラシニコフの裁きのもと、5.45ミリ弾で奴らの顎(アギト)を喰いちぎれ!!」。仲間思いでありながら、その愛情表現が「殲滅」であるところに、バラライカというキャラクターの本質が凝縮されています。
「バンジシールを思い出せ」|部下への訓示
直属の部下を殺害したのが子供だと知り、側近のボリス軍曹が「サハロフ達は虚をつかれたんですよ」と報告した際の返答です。バンジシールはアフガン紛争の中でも最激戦区の一つであり、子供ですら戦う極限の環境を経験した軍人でも、時が経てば油断が生じるという警告を含んでいます。
バラライカの強さの秘密|スチェッキンと狙撃技術
ロアナプラで最大の総火力を誇るホテル・モスクワ。その中核であるバラライカの強さは、個人の戦闘力と組織的な指揮力の二本柱で成り立っています。
個人戦闘力:元オリンピック候補の射撃技術
競技射撃のオリンピック出場を目指していたバラライカは、ドラグノフ狙撃銃で敵を次々と倒し、「ルドミラ・パブリチェンコの再来」と称されました。ルドミラ・パブリチェンコは第二次世界大戦で309人の敵兵を狙撃した伝説のソ連軍女性狙撃手です。バラライカの狙撃能力がいかに高いかを示す比喩でしょう。
愛銃はスチェッキン・マシンピストル(APS)で、旧ソ連軍のフルオート式拳銃です。9x18mmマカロフ弾を使用し、連射可能でパワフルな反面、反動が桁外れで命中精度は極めて悪い「変態兵器」とされています。普通なら当たらないはずのこの銃を「片手で撃って的確に命中させる」のがバラライカの異常さです。白兵戦でも衰えはなく、日本編では坂東を素手で返り討ちにし首の骨を折っています。
組織的戦闘力:遊撃隊(ヴィソトニキ)の脅威
バラライカの直属の部下はすべてアフガン帰還兵で構成されており、互いを軍隊の階級で呼び合います。マフィアでありながら中身はほとんど軍隊です。
「直系の部下は第三次大戦に臨めるだけの場数と技量をつんだ百戦錬磨のアフガン帰還兵たち。彼女を頭脳として全員が一個の殺戮機械として機能する。そうやって連中は熱砂の地獄から戻ってきた」
ホテル・モスクワの基盤が全くなかったロアナプラに殴り込み、短期間で確固たる勢力を築き上げたのはバラライカ自身の功績です。「本気で動けば街が吹っ飛ぶ」と誰もが口を揃えるほどの総火力を保持しており、バラライカ不在時にはロアナプラの治安が一気に崩壊することからも、抑止力としての存在感の大きさが分かります。
バラライカのかわいい一面|ロリライカと葉巻・酒の嗜好
冷酷なマフィアの大幹部というイメージが強いバラライカですが、ファンの間では「かわいい」という評価も根強く存在します。
幼少期の「ロリライカ」人気
アニメで描かれた幼少期のバラライカは、戦場を知る前の可憐な少女の姿です。CVはアラレちゃんや初代ミンキーモモも担当した小山茉美さんがそのまま演じており、同じ声優とは思えないギャップも魅力の一つです。
単行本のおまけページでは、教師役になったり双子の育児に苦労する母親役だったりと、本編では絶対に見られない「いじられ役」のバラライカが登場します。レギュラーキャラが若返るおまけページでは「物凄く猫をかぶっていた」とも。アニメ最萌トーナメントでは「姐御一生ついていきます!」「姐御!俺だ!婿にしてくれ!!」といった独特のコメントが殺到し、異色の参戦として話題になりました。
葉巻とパーラメント|バラライカの嗜好品
普段は太い葉巻を吸っている描写が多いバラライカですが、パーラメントを吸う場面も時折描かれます。パーラメントはフィルター部分が奥まった位置にある「リセスドフィルター」が特徴で、上品な喫味と香りを持つ高級タバコです。荒々しくも凛としたバラライカの人物像によく合っています。
カクテル「バラライカ」との関連
「バラライカ 酒」で検索するとカクテルの情報もヒットします。カクテルのバラライカはウォッカ、ホワイト・キュラソー(コアントロー)、レモンジュースをシェイクしたもので、クールで切れ味のある味わいが特徴の食後酒です。ロシア出身のバラライカにウォッカベースのカクテル名がコードネームとして付けられているのは、設定として絶妙でしょう。
バラライカの名前の由来|きらりんレボリューションや9Lanaとの関係
「バラライカ」で検索すると、ブラックラグーンのキャラクター以外の情報も多くヒットします。ここではそれぞれの「バラライカ」を整理しておきます。
楽器としてのバラライカ
バラライカは本来、ロシア・ベラルーシ・ウクライナで使用される3弦の弦楽器です。三角形の共鳴胴を持ち、右手の指先で弾いて演奏します。農民の楽器として発展し、18世紀に平面の板を組み合わせた現在の形になりました。ブラックラグーンのバラライカのコードネームは、このロシアの弦楽器から取られているとされています。
きらりんレボリューションの「バラライカ」
アニメ「きらりん☆レボリューション」第2期OPテーマとして、月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)が歌った楽曲の名前でもあります。JOYSOUNDのカラオケ曲一覧では同作品の中で最も人気の高い楽曲として掲載されており、2025年のアニサマではi☆Risがこの曲を披露して話題になりました。「バラライカ やらないか」「バラライカ 替え歌」「バラライカ シャイニング」といった検索ワードは、主にこの楽曲の替え歌やパロディ動画に関連するものです。
歌役者9Lanaの「BALALAIKA」
歌役者9Lana(クラナ)が2024年2月にリリースした2ndシングル「BALALAIKA」も検索で上位に表示されます。ラテン調のリズムに変幻自在な歌声が際立つ楽曲で、MVは500万再生を突破。日本だけでなくアメリカ・メキシコを中心に海外でも人気があります。2025年9月にはアコースティックバージョンもリリースされました。ブラックラグーンのバラライカとは直接の関係はなく、楽器名としてのバラライカに由来する楽曲です。
まとめ
- バラライカはブラックラグーンの原作・アニメ・小説版すべてで死亡しておらず、2026年現在も連載中の物語で健在
- 「バラライカ 死亡」の検索が多い理由は、部下の殺害や壮絶な過去、周囲のキャラクターの死亡が彼女自身の死と混同されるため
- 双子編でヘンゼルとグレーテルを追い詰めた「跪け」のシーンは、バラライカの冷酷さと部下への深い愛情を象徴するエピソード
- グレーテルの性別は作中で意図的に曖昧にされており、服装やカツラの交換で兄と姉が入れ替わっているという解釈が通説
- 日本編では坂東次男を素手で殺害し、組織内の政敵ヴァシリ・ラプチェフも策略で排除するなど、戦闘力と政治力の両面で圧倒的
- 本名はソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ、年齢は40歳前後、スラブ系の美女だが全身に火傷の痕がある
- 元スペツナズの大尉で、オリンピック射撃の候補選手でもあった。ムジャヒディンに捕虜となり1か月の焼き付け拷問を受けた壮絶な過去を持つ
- 愛銃スチェッキン・マシンピストルを片手で正確に命中させる異常な射撃技術と、アフガン帰還兵で構成された遊撃隊の総火力がバラライカの強さの源泉
- 幼少期の「ロリライカ」はファンに人気で、おまけページでは本編と真逆のかわいい姿も描かれている
- コードネーム「バラライカ」の由来はロシアの弦楽器。同名のカクテルはウォッカベースでクールな味わい
- きらりんレボリューションのOPテーマ「バラライカ」や歌役者9Lanaの楽曲「BALALAIKA」とは別物
- ブラックラグーン最終回はまだ描かれていないが、バラライカはロアナプラの秩序を維持する抑止力として不可欠な存在であり続けている
- 「替え歌」「やらないか」「シャイニング」の検索はきらりんレボリューション楽曲のパロディ関連
- ブラックラグーンのダッチとバラライカは友好関係にあるが、利害が対立すれば容赦なく対処する関係性
- バラライカの名言は軍人としての矜持と仲間への愛情が凝縮されており、「鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの」のセリフはキャラクターの本質を端的に表している

