幽遊白書の中での人気キャラ蔵馬。
妖狐の姿に変身しますが変身前後がどちらもかっこいいというクールキャラです。
今回はそんな妖狐蔵馬と、相棒飛影についてまとめましたのでご覧ください。
蔵馬が妖狐になると
蔵馬が初めて妖狐の姿になったのは、「暗黒武術会編」の準決勝、「裏御伽チーム」の裏浦島と戦った時でした。
煙を吸った自分以外の者を若返らせる闇アイテム「逆玉手箱」を蔵馬に使い、赤ん坊より前の状態に戻してしまい、南野秀一と癒合していた妖狐を呼び出してしまいました。
その恐怖で闇アイテムの秘密を話そうとしたところを、死々若丸の闇アイテム「魔哭鳴斬剣」で首を切られ絶命、幻魔獣の正体を見せた
試合後、裏御伽チームの大将鈴木から妖狐の姿に戻れる「前世の実」という液体を貰い試します。
その後決勝戦で戸愚呂チームの「鴉」と戦った時に再び妖狐の姿を現しました。
妖狐蔵馬はどう極悪なのか?
妖狐蔵馬は「極悪非道」と言われていました。
どう極悪なのでしょうか?
まず、妖狐の姿になると、結構好戦的になります。
植物を武器にして戦うためか、妖狐の使う技はだいたい拷問系です。
一瞬で相手を倒すというよりかはじわじわといたぶり精神的に追い詰めて最後は苦痛を与えて倒すような技が多い妖狐。
そういう戦い方から「極悪非道」と呼ばれるようになったのでしょう。
「魔界の穴編」では戸愚呂兄に「死すら値しない」と死ぬより辛い苦痛を与えています。
南野秀一との関係は
蔵馬は普段南野秀一として生活しています。
魔界で盗賊として活動していた妖狐時代にハンターに終われ、死に物狂いで人間界に逃げ込み、胎児だった南野秀一に憑依したという流れです。
これは「融合」に近いらしく、妖狐と南野秀一は一心同体状態のようです。
再び2人に分かれたり、南野秀一の体から妖狐として離れたりはできないようです。
蔵馬は南野秀一が死ぬとどうなる
一つの疑問が生まれてきます。
人間の南野秀一と何百年も生きる妖怪の妖狐蔵馬の寿命は違うはずですよね。
では、南野秀一が寿命を迎えると妖狐蔵馬はどうなるのでしょうか?
このことについては作中に明確に答えは無いのですが上にも挙げたように、「憑依ではなく融合に近い」と蔵馬自身が語っています。
ですので蔵馬と南野秀一の魂は同化していると考えるのが自然でしょう。
ということは、南野秀一が亡くなると自動的に蔵馬も死ぬことになるんだと思います。
別の見方としては、終盤に「妖狐の力が南野秀一の体に戻ってきてる」というようなことを蔵馬が話していました。
もしかするとそれに伴い寿命も延びるかもしれません。
蔵馬と飛影
浦飯幽助の霊界探偵としての最初の敵として現れた蔵馬と飛影。
そこから共闘するようになり、いつの間にか仲間となっていきました。
もともと蔵馬と飛影はどういう関係だったのでしょうか?
蔵馬と飛影の関係
蔵馬と飛影の出会いは、飛影が邪眼の力で妹と無くした氷泪石を探していた時、
人間界を訪れた飛影は、「八つ手(やつで)」という妖怪の情報を得る。
異種族を”食う”ことで能力を上げる妖怪である。
「八つ手が氷女を食った」
という情報を得た飛影は半信半疑ながらも八つ手に挑む。
が、やはり邪眼手術による妖力低下は相当にこたえているようで、
飛影は返り討ちに遭い、深手を負ってしまった。逃走中、飛影は八つ手からの追っ手とみられる一人の少年を攻撃する。
しかし、少年は八つ手の手先ではなかった。
少年は人間界の町に住み着く人間の姿を借りた妖怪であった。名を「蔵馬(くらま)」といった。
深手を負った飛影の手当てをした蔵馬は、八つ手退治の協力を申し出る。
これから長い付き合いとなる二人の、最初の共闘であった。
この1年後浦飯幽助と出会うことになります。
浦飯幽助と共に行動するようになってからは、ツンデレの飛影をうまく言葉で誘導して浦飯幽助を助けるように仕向けたりするような飛影の立てながらうまく操る参謀というか、頭脳的な関係になっていました。
お互いがお互いを理解したよき理解者という感じでしょうか?
お互い友情意識もかなり強くあったようですしね。
蔵馬と飛影の公式?
蔵馬と飛影と言えば、二人をモチーフにした同人誌が出るほど、ボーイズラブ的な意味でも人気です。
二人ができていると思っている幽遊白書ファンも多いと思いますが実際はどうなのでしょうか?
躯の存在
飛影は「魔界トーナメント編」で躯のNO,2という立場にいました。
お互いが同じようなトラウマをもち理解しあった躯と飛影。
躯って女の妖怪なんですよね。
そしてこの躯は作者の冨樫さんが「飛影」が付き合うならどんな相手がいいか?と考えた末に生まれたキャラクターとのことです。
原作でも19巻の「SPECIAL DAY」で蔵馬が冗談ぽく飛影に「痴話喧嘩ですか?」と言っているシーンもあるし、公式キャラクターブック霊界紳士録ではメインキャラクター設定コメント(P.190)の骸の欄で、骸のキャラクターは「飛影が付き合うならどんな相手がいいだうか、などと考えながらできたキャラ」と冨樫先生は答えています
「SPECIAL DAY」で
飛影は躯の事を「とびきりの女を紹介してやるぜ」と痴皇に言っています。
飛影からすると躯はとびきりの女なんですね。
ちなみに痴皇は躯を売買した奴隷商人です。
このコマは完全に彼氏が彼女に向かって喋ってますよね。
魔界最強クラスのカップルってお似合いですね。
ちなみに雷禅の喧嘩仲間の二人もカップルでしたね。
蔵馬と飛影の子供時代
蔵馬に関しては妖狐の幼少期は描かれていません。
ですが飛影の方は、幼少期の話は具体的に描かれています。
飛影は、氷女(こおりめ)という妖怪から生まれた。
氷女の子供は本来、すべて女である。
氷女は百年ごとの分裂期に誰の力も借りずに一人の女の子を生む。
しかし、飛影の母親・氷菜(ひな)は男と女の双子を生んだ。
その双子の男児の方が、飛影である。生まれたばかりの飛影はすぐに氷女たちに捨てられた形となったが、
飛影は何もわからぬ赤子ではなかった。
飛影は生まれる前から、自分を取り巻く氷女たちが何を話していたか
すべて聞いて理解していたのである。氷河の国から捨てられた飛影は思う。
「氷河の女を皆殺しにしてやる」
生まれてすぐ、生きる目的ができた。
ただ、双子の妹のことは気がかりではあった。
幼少期の体験って人格形成に大きく影響します。
飛影の初期のひねくれた性格、他人を信用しない性格は幼少期の捨てられた体験が大きく影響してると言えるでしょう。
「飛影」という名前は、ある盗賊からつけてもらった。
魔界の地上に降りた飛影は、殺しに明け暮れる毎日を送る。
来る日も来る日も襲ってくる盗賊たちをつぎつぎに殺し、悲鳴と血を愉しんだ。
氷河の国はもう、見つかっても見つからなくてもどうでもよくなっていた。
飛影は氷泪石(ひるいせき)という宝石を所持していた。
氷女の涙は氷泪石という高価な宝石となる。
飛影の持つ氷泪石は、母親が双子を生んだ際にこぼした二つぶのうちの一つぶで、
氷河の国から放り投げられる際、氷菜の友人から持たされたものだった。石を眺めると不思議と気持ちが和んだ。
不思議な力を秘めた石を通して、この石と自分をつくった人のことを思った。「氷河の国を探そう」
飛影の生きる目的は変わり始めていた。
その後蔵馬と出会い、浦飯幽助と出会い、徐々に性格も変わっていき、人生の転機を迎えることとなったわけです。
辛い過去を持ってる人ほど強くなれるというのを体現してるのが飛影さんですね。
蔵馬と飛影どっちが強い
蔵馬と飛影がガチンコで直接戦ったことはないわけですが、戦ったらどっちが強いのかは幽遊白書ファンなら永遠のテーマですよね。
一般的なイメージは飛影>蔵馬といった感じです。
飛影の公式な戦闘力値がわからないので比べようがないですが、実際に飛影は蔵馬のことを「もっとも敵にしたくないやつ」と表現しています。
参考になる先頭といえば、魔界の大会前(No,2になる前)に時雨と相打ちした飛影と大会の中でかろうじて時雨に勝った蔵馬。
これを見ると飛影の方が強そうです。
ですが、大会では蔵馬は妖狐の姿にならずに時雨を倒しているんですよね。
ガチで戦ったら飛影の方に部がありそうですが、守るものがあったりシチュエーション次第では逆転もありえるかなと思うほど両者の力は接近してるといって間違い無いでしょう。
ただ、妖力値=強さ、ではないので戦略や相性もありますからなんとも言えません。
まあでも妖狐蔵馬は飛影のスピードにはついていけないだろうし、黒龍波を耐える力は持ってないと思います。
もし戦えばたぶん飛影が勝つと思ってます。
ネット上の意見も飛影の方に部があると見られているようですね。
蔵馬と飛影ともう一人
蔵馬と飛影が幽遊白書初登場の時、3人組で登場しています。
魂を抜いて食う鬼で「剛鬼」という敵でした。
浦飯幽助の最初の強敵という感じでした。
若干苦戦はしたものの、霊丸のかませ犬的な立ち位置で終わってしまいましたね。