王道バスケ漫画スラムダンク。
その中で屈指の人気を誇るキャラクター三井寿。
なぜ三井寿が人気なのか、そこにはちゃんとした理由が存在します。
今回はそんな三井寿の人気の理由、かっこいい理由についてまとめましたのでご覧ください。
三井寿はかっこいい
スラムダンクのキャラクターの中でも屈指の人気を誇る三井寿。
単純にかっこいいというのが理由でもあります。
かっこいいからで終わらせてしまっては仕方がないのでなぜ三井寿に人は惹かれるのか、迫っていきたいと思います。
三井寿は中学MVP
スラムダンクの主要キャラクターの中で主人公の桜木花道を差し置いて一番過去が描かれている三井寿。
中学時代はその自信満々なプレーでチームを牽引し、神奈川県大会優勝に導き、中学MVPを獲得しています。
自分のことを《スーパースター》だと平気で言える自身。
残り時間が少ない場面で強気な言動と具体的な行動力。
安西先生の一言で奮い立ち、ついに逆転優勝を遂げる強メンタル
その後名だたる強豪高校のスカウトを蹴って安西先生への恩返しの為に湘北高校に入学する漢気。
高校の新入部員の挨拶でも強気に全国制覇を謳います。
挫折を知らずに調子に乗ってる無敵状態とでもいうのでしょう。
このままの三井寿だったらここまでの人気が出なかったかもしれません。
三井寿がグレた理由
そんな順風満帆の三井寿の前に1人の男が立ち向かってきます。
その後の湘北高校のキャプテンになる赤木剛憲です。
下手くそながら負けん気むき出しで向かってくる赤木剛憲をいつしか三井寿もライバルと認め競い合います。
そんな中、オーバーワークだったのか、偶然なのか、三井寿は膝を怪我してしまい入院を余儀なくされます。
入院中もできる範囲で練習し、安西先生への恩返しも誓っています。
ですが、ライバル赤木剛憲に遅れを取らないようにと焦ったのか、ちょっと膝が治りかけた時についつい調子に乗ってしまい治ったと嘘をつき練習に復帰します。
完治していない状態で激しい練習を再開したのですぐに膝の怪我が悪化。
再入院することに。
結果これが原因でインターハイ予選には間に合いませんでした。
予選の湘北高校の試合を、赤木剛憲がレギュラーで活躍する姿を観客席から見つめた三井寿はここで人生初の挫折感を味わいました。
その後はグレてしまい、不良グループとつるむように。
自分と同じように期待を背負って入学してきた1学年下の宮城リョータと揉め事を起こします。
必要に絡み、宮城リョータを病院送りに。
その際に宮城リョータに自分の前歯も折られてしまいます。
宮城リョータの退院後も執拗に絡んでいき、ついにバスケ部が練習する体育館に仲間を引き連れて乗り込みます。
そこで血の気の多い桜木花道と流川楓を含む湘北バスケ部と乱闘に。
「帰ってください」と勇気を見せる安田を殴り、大暴れするが桜木軍団の乱入により一気に形勢逆転。
水戸洋平にボコボコにされ、「二度とバスケ部に関わらないと言え」と迫られます。
止めに入った小暮に「三井はバスケ部なんだ」と過去を明かされ、一番こだわってるのは自分だと確信を突かれます。
そこにかつてのライバル赤木も登場しビンタの応酬をされているところに最後に安西先生登場。
かつての思いが込み上げてきて泣き崩れる。
そして伝説となったあの名言「バスケがしたいです」
となったわけです。
三井寿はなぜ人気?
三井寿が人気の理由は、上にもあげたように作中唯一と言っていいほど過去が鮮明に描かれているキャラクターです。
読書が1番感情移入したキャラクターといっても過言ではありません。
さらにヒーロー物語の典型とも言うべき、順調に行ってたものが1度挫折し、師匠と出会い復活すると言う人々が心を熱くする物語のストーリーの典型に当てはまる三井寿のストーリー。
そして人間離れした赤木や桜木、流川といった真似できないキャラクターではなく現実的にあり得るレベルでバスケがうまいと言う設定。
人気が出ないわけがありませんよね。
三井寿がいなければ勝てなかった試合
三井寿って湘北の中にいると赤木、桜木、流川より目立たない立ち位置ですが、実は三井寿がいなければ勝てなかった試合が数多くあります。
インターハイ予選の翔陽戦以降はすべての試合で三井寿がいなければ勝てなかったと言って過言ではありません。
翔陽の圧倒的な身長差を克服したのは
桜木のリバウンド力と三井の3ポイントです。
三井の3ポイントのおかげでディフェンスにも
穴が開きますし、単純に2点差で勝った試合なので
三井は3ポイントで10点以上得点しているので
得点の面でも三井は勝利に貢献しています。海南戦は負けた試合ですが、あれだけ
競った試合になったのも、三井の得点があったり
その前の試合での三井の活躍から、海南も
三井を警戒したために、赤木、流川にマークが
集中しなかったためだとも考えられます。続いて神奈川決勝リーグ
湘北VS陵南
ここでは、三井は福田をきっちり押さえましたし、
3ポイントによる得点を要所で挙げているので
得点面でも選手の精神面でも大いに勝利に
貢献したといえるでしょう。
特にディフェンス面で福田を抑えたのは大きく、
桜木の穴をカバーする形で守ったことで
後の桜木の成長にも繋がったでしょう。続いてIH一回戦
湘北VS豊玉
この試合でもやはり三井の3ポイントが光ります。
この試合では特に目立ったわけではないですが、
自チームに流れを引き寄せる3ポイントを決めます。
この3ポイントは観客席にいる洋平たちにも
待ってました!!と言われるものであり、最終的に
勝利するために必要なピースになったと思えます。湘北VS山王
山王戦は三井がいなければ確実に負けていました。
あの3ポイントでチームの危機を救ったことは
誰の目から見ても明らかであり、あの驚異的な
3ポイントは試合前から山王の堂本監督が
警戒するほどのもので、結局その3ポイントを
抑えきれずに山王は敗北しています。三井は3ポイントで大量得点しているうえ、
チームの大逆転の突破口を開いた働きは
この試合のMVPといっても過言ではないくらい
三井は活躍しました。
このように三井寿がいなければおそらく神奈川県予選のベスト8で終わっていたことでしょう。
安西先生からも翔陽戦で途中交代し、ベンチに下がってきたときに「君がいてよかった」と声をかけられています。
三井寿のファンならずとも胸を熱くしたのではないでしょうか?
三井寿はイケメン
そして三井寿といえばなんといっても作中屈指のイケメンです。
主人公の桜木花道とライバルの流川楓がどちらもつり目の切れ長一眼まぶたなのに対し、三井寿はパッチリ二重の正統派のイケメンです。
それでいて身長は184センチとでかすぎず。
これはモテないわけがありません。
この辺も三井寿がスラムダンクの中で1、2位を争う人気キャラの理由でもあります。
そしてバスケットマンならみんなが真似した現実的な髪型。
三井寿の髪型がかっこいい
三井寿と言えば作中で唯一髪型が大きく変わったキャラクターの1人でもあります。
中学時代の三井寿は
真ん中分けの無難なミドルヘアー。
グレた後は
不良の代名詞ロン毛です。
そして改心してからは
ショートのイケメン風カット。
サイド3センチトップ5センチ位でハードワックスでぴっちり固めている感じです。
通常時は前髪を上げていますが、激しく動き始めると前髪が落ちてきます。
それもまたかっこいい。
三井寿の髪型の名前は?
スラムダンクを読み始めたバスケットマンであれば三井寿の髪型にしたいと思うこともあると思います。
ですが実際に美容室に行ってなんと伝えたら三井寿のような髪型になるのでしょうか。
実際にオーダーするとなると基本的には「ベリーショート」と言うくくりになると思います。
三井寿に寄せるために細かいところは具体的に指示をするしかなさそうです。
実際に三井寿風の髪型にした写真がありました。
なんとなく雰囲気が出てますよね。
現実的に再現可能な髪型ではあるので1番いいのは三井寿の画像を見せて同じようにしてくださいと伝えるのが1番良さそうです。
三井寿の名言
最後に三井寿の数々の名言集でお別れです。
バスケがしたいです・・・。
これは三井寿の代名詞ですね。
スラムダンクを読んだことがあるひとであれば必ず1度は口にしたことがあるのではないでしょうか?
おう オレは三井寿、あきらめの悪い男・・・
自らを鼓舞するためのセリフ。
地震が三井寿が体力を使い果たし気力を振り絞ったときに口にした名言です。
俺の名前を言ってみろ 俺は誰なんだよ
こちらも三井寿が自分を奮い立たせゾーンに入るときに口にした名言。
いかがでしたでしょうか?もうすぐ連載から30年が経とうとするのに以前色あせることなくバスケ漫画の王様に居座り続けるスラムダンク。
その中で屈指の人気キャラ三井寿。
またスラムダンクが読みたくなりましたよね。