もしこの時に比古清十郎が志々雄真実討伐に出向いていたらこの記事はなかったでしょう。
るろうに剣心作中最強を議論するとおそらく一番名前の上がる比古清十郎。
今回は比古清十郎の最強説についてまとめてみましたのでご覧ください!
比古清十郎は強すぎる【るろうに剣心】
るろうに剣心で最強論を語る上で避けて通れない男が比古清十郎ですよね?
主人公緋村剣心の師匠であり、現飛天御剣流の継承者。
作中で本気を出したのはたった1度だけ。
緋村剣心に奥義を伝授する際にマントを脱いだこの時だけです。
飛天御剣流の奥義継承は、先代の放つ九頭龍閃を弟子が破るという形式で行われます。
すなわち先代の死をもって会得できるのが奥義天翔龍閃
ちなみにこの時相対した緋村剣心は死の恐怖を感じ、それによって生きたいという気持ちが芽生え奥義を会得することができました。
剣心がびびるほどの強さを持っている比古清十郎。
どれくらい強いのか?
その強さは作者曰く「超人」
恵まれた長身と体格から腕力や体重もあり、速さは緋村剣心と同等となれば現実的に考えて緋村剣心の上位互換な訳で。
「ジョーカーキャラ」とも明言されていて、あまりの強さのため扱いが難しかったとも言われています。
ですがそんな比古清十郎は作中最強と支持する派と最強ではないという派で別れているんですよね。
実際の戦闘シーンは10本刀の不二との1戦だけです。
重さ十貫の肩当と筋肉を逆さに反るという能力制御専用の白外套を羽織ったままで剣心を圧倒するというとんでもない実力者。能力制御である白外套を外し能力を解放した際は、軽く腕を振っただけで風圧で地面に亀裂を生じさせた。
不二戦では、「巨象」の踏みつけを通常サイズの人間(才槌曰く「蟻」)が止めるという常人には不可能な芸当も見せた。
比古清十郎がるろうに剣心の中で最強なんだって漠然と思ってる人が多いと思います。
では何故「比古清十郎最強説」に異論を唱える人がいるのか、順を追ってお話ししていきましょう。
その前にそもそも比古清十郎という男についてちゃんとご存知ですよね?
比古清十郎とは?【飛天御剣流13代目継承者】
比古清十郎は緋村剣心の師匠なのは誰でもご存知だと思います。
家族を野党に殺されて自らも殺されそうになっていたところを助けたことで出会います。
同時に「剣心」と名付けたのも比古清十郎です。
見た目は筋骨隆々でイケメン。
とても若く見えますが、年齢は43歳。
原作の中で薫が年齢に驚くシーンもあるくらい年相応ではないビジュアルなわけです。
ちなみに生まれ歳は1836年です。
これは坂本龍馬と同い年で、伊藤博文の5つ上になります。
比古清十郎の本名は新津覚之進?
ちなみに比古清十郎という名前は飛天御剣流の継承者が代々受け継いでいる名前です。
緋村剣心は飛天御剣流を受け継がなかったので緋村剣心を名乗り続けています。
ですが、もし飛天御剣流を継承していたら緋村剣心が「14代目比古清十郎」だったわけです。
そんな比古清十郎の本名はわかっていませんが、緋村剣心が奥義会得のために比古清十郎の元を訪れた際に陶芸家として名乗っていた「新津覚之進」。
これが陶芸家としてのペンネームなのか本名なのかはわかっていません。
「何をしても天才」と自らを称していて、陶芸の腕もなかなかとのこと。
比古清十郎の武器は?
比古清十郎が持っていた刀は非常にシンプルな見た目でした。
白木拵えの長刀『桔梗仙 冬月』です。
(戦国期以前から受け継がれてきた事を考えると長刀よりは「太刀」に分類されるべきなのかも知れない)
後述の短編での描写を信じるならこの他に対となる脇差『小月』も存在している(あるいは存在していた)と思われる。シンプルイズベストを体現するかのような業物である。
剣心が使っている逆刃刀や日本刀のように「鍔(つば)」が付いていないのもかっこいいですね。
個人的にはこのタイプの刀の方が好きですね。
性格は最悪?
比古清十郎は自分のことを棚に上げて弟子である緋村剣心に「バカ弟子」と辛く当たることが多いです。
ナルシスト気質でもあり、「性格が悪いのでは?」と噂されていますがどうなのでしょうか?
緋村剣心に言わせると、
自信家・陰険・ぶっきらぼう。
子供の頃から面倒を見てもらっているため、寝小便など恥ずかしい過去も知っており、ライバル新撰組の斎藤一以上にたちの悪い存在と言われています。
これだけ聞くとかなり性格が悪そうに感じます。
ですが実際は自分本位な理由で修行を途中で止め、波紋同然で師匠の下を飛び出した緋村剣心をなんだかんだ迎え入れています。
志々雄真実と戦うにあたり、葵屋に残る仲間たちのことを頼まれた際も、「甘ったれるな」と憎まれ口を叩きつつもしっかりとピンチのときに駆けつけて弥彦たちを救っています。
その時の対戦相手の不二に対しても武人の心を持っているのを見通し、気持ちを解放しています。
これには御庭番衆の先代のお頭翁も「見事な男」と脱帽しています。
戦いの後に剣心の安否を案ずる薫にバカ弟子を信じろと、励ましの言葉をかけたりもしています。
このように、面倒見がよく、敵であっても本質を見抜く目も持っていて人の心に寄り添うことができる比古清十郎。
ぶっきらぼうな対応するのは弟子の剣心に対してだけであり、実際に性格が悪いかというと決してそんな事は無いようです。
むしろ師匠としてはかなり優秀なついていきたいと思わせてくれる人間なのではないでしょうか?
比古清十郎の最強説に割って入る志々雄真実
さて、本題の比古清十郎が最強じゃないという説があるのは何故か?ですが。
志々雄真実がかなり強く描かれているからでしょう。
緋村剣心の後釜の人斬りで、最後はもう少しで勝てそうなところで燃え尽きてしまった悪鬼ですね。
二人の戦いは緋村剣心が実力で勝ったとは言い難く、この戦いにより、最強は志々雄真実なのではないか?
と言われているわけです。
志々雄真実に関してはこちらの記事で詳しく書いていますのでぜひご覧ください。
比古清十郎と志々雄真実はどっちが強い?
直接対決のない比古清十郎と志々雄真実はどちらが強いのでしょうか?
物差しはやはり緋村剣心ということになります。
志々雄真実のほうが強いという派の主張としては、天翔龍閃を食らって志々雄真実は立ち上がった。
比古清十郎は胸に重傷をおい、しばらく寝ていた。
というのが決め手なようです。
さらには連載終了後に作者が志々雄真実が全編最強のキャラクターと称したのもあるようですね
志々雄真実は絶大な戦闘力を、比古清十郎は全キャラクター最強の剣の腕をもつと記された。そして、近年の志々雄真実を主人公とするスピンオフでは志々雄真実を最強の敵と称した。
剣客同士の戦いにおいては
作者の考察としては確かに志々雄真実はバランスよく強いです。
手負いとはいえ、緋村剣心、斎藤一、四乃森蒼紫、相楽左之助を寄せ付けなかったのは圧倒的と言わざるを得ません。
なんですが、実際に真剣で戦う場合、最初の一撃で大抵勝負が決まってしまいます。
なので真剣で斬り合う場合に「打たれ強さ」て何の意味もないんですよね。
死んじゃうわけですから。
そういう意味で一撃必殺の技があれば良い訳で斎藤一の牙突なんかその典型なわけです。
斎藤一の記事はこちら
そういう意味では、志々雄真実をフィジカルで上回り、技の速さや威力、さらに真剣を持つ比古清十郎が志々雄真実と戦ったら流石に比古清十郎が勝つと思われます。
実際に作中では「自分が出張るのが一番早い」と言っています。
これは、真剣での勝負であれば上記の理由で比古清十郎が強いのでそれも踏まえての発言なのだと思います。
あなたはどう思いますか?
比古清十郎の強さまとめ
いかがでしたでしょうか?
比古清十郎に関してはその戦闘力に謎が多いキャラクターです。
ですが、剣客同士の勝負は本来一撃必殺。
そういう意味で飛天御剣流を操り、剣心の上位互換である比古清十郎が最強というのはご同意いただけるかと思います。
これに関して、新しい主張や、異論があればぜひコメント欄で聞かせて下さいね!
作者がシシオを最強としたのは、剣心、斎藤と比べてじゃなかったっけ?北海道編で剣心が手加減してたの判明したし。
普通に考えて手負い状態の剣心が打つ天翔龍閃避けられずに食らってるんだから、身体性能が完全上位互換の師匠と戦ったら天翔龍閃一発で体真っ二つにされるでしょ
皆様何よりも忘れてはならないのは
志々雄は昔の火傷による異常高熱で
身体能力が上がっている状態なのです
ルフィのギア2みたいに
昔の火に焼かれず素の状態なら
剣心が余裕で勝っていたのでは
最強は比古師匠ですね