炎柱・煉獄杏寿郎の生き様は無限列車編でたくさんの人々の心に強く残りましたよね!
じつは煉獄杏寿郎の父・煉獄槇寿郎もまた過去に炎柱を務めていたのです。
煉獄槇寿郎は豪傑と呼ばれるほど強い剣士であり、立派な炎柱であったといいます。
そんな煉獄槇寿郎がなぜ炎柱を辞めてしまったのか、鬼殺隊まで引退してしまったのか気になりますよね。
今回は、煉獄杏寿郎の父・煉獄槇寿郎について詳しくご紹介していきます!
煉獄杏寿郎の父の名前は「槇寿郎」
無限列車編のメインキャラクターである炎柱・煉獄杏寿郎の父は槇寿郎(しんじゅろう)という名前です。
ちなみに煉獄杏寿郎の弟は千寿郎(せんじゅろう)と言います。
ひと目で親子とわかる名前ですね!
煉獄家は代々優れた鬼狩りを輩出している家柄で名門として知られています。
古くから産屋敷家に仕えており、鬼狩りとしての歴史が長い家柄なのです。
煉獄家の髪型ってみんな一緒
名前がみんな「○寿郎」なのもずっと昔からなのかな?ご先祖様の名前も気になるね!
元炎柱・煉獄槇寿郎はなぜ柱を辞めたのか
煉獄槇寿郎は息子・杏寿郎が炎柱に就任する少し前まで炎柱を務めていました。
槇寿郎はどのような経緯で炎柱を引退したのでしょうか?
柱であった頃の槇寿郎は、積極的に日本各地に赴き、鬼を倒していました。
蛇柱・伊黒小芭内は子どもの頃に炎柱時代の槇寿郎に助けられたと言われているよ。
そんな槇寿郎が柱を引退すると決めたのは、己の無力さに打ちひしがれてしまったからでした。
きっかけは煉獄家に代々伝わる「炎柱ノ書」を読んだことです。
「炎柱ノ書」には炎の呼吸だけでなく、日の呼吸についても詳しく書かれていました。
日の呼吸は、始まりの呼吸とも呼ばれる最強の呼吸であること。
そして、すべての呼吸は日の呼吸から派生したものに過ぎないというものでした。
その事実を知った槇寿郎は己の限界を知り、激しく落胆してしまいます。
そんな中、最愛の妻・瑠火(るか)を病で亡くしてしまったのです。
柱としての情熱、そして気力を失ってしまった槇寿郎は柱を引退します。
そして鬼殺隊も辞め、辛い現実から目をそらし酒に逃げるようになったのです。
柱を引退しても育手として隊士の育成に当たるべき実力者であったはずですよね。
酒を片手にってあの伝説の人斬りの師匠と似てる
![](https://xn--cckwa3gzdl0b.net/wp-content/uploads/2021/07/10db503d9543904eee467524e4885d6f.jpeg)
酒に逃げるようになった槇寿郎は自らの息子たちへの指導も放棄。
杏寿郎は父の指導を受けられなくなって以降は、独学で鍛錬に励み柱にまで上り詰めています。
煉獄槇寿郎が竈門炭治郎に宛てた手紙について
煉獄槇寿郎は物語の中で、炭治郎に手紙を出しています。
内容は、炭治郎が知りたがっている日の呼吸に関して「炎柱ノ書」を調べてみるということ。
そして炭治郎への謝罪でした。
無限列車での任務を終えた炭治郎は、杏寿郎の最期の言葉を伝えるため煉獄家を訪れていました。
じつはそのとき、槇寿郎は炭治郎に殴りかかっています。
煉獄家にやってきた炭治郎の耳飾りを見て日の呼吸の使い手であると判断した槇寿郎。
日の呼吸への劣等感から悪態をついた挙げ句、亡くなった息子・杏寿郎を侮辱します。
それに激怒した炭治郎とつかみ合いの喧嘩になったのです。
酒に逃げた挙げ句、炭治郎に対して悪態の限りを尽くしていますね。ここにテキストを入力
最期まで立派だった炎柱・煉獄杏寿郎の父親とはとても思えない姿だね。
炭治郎が煉獄家を訪れたのは日の呼吸について知るためでもありました。
生前杏寿郎に手がかりになると聞いていた「炎柱ノ書」を見せてもらいました。
しかし、「炎柱ノ書」は見るも無惨な状態。
ビリビリに破られていて、読むことはできませんでした。
己の無力を知り、落胆し荒れ果てた槇寿郎が「炎柱ノ書」を破いてしまっていたのです。
のちに槇寿郎は杏寿郎の最期の言葉をきっかけに改心。
炭治郎が煉獄家に訪れた際に聞きたかったであろうことについて謝罪とともに手紙を送ったのでした。
煉獄杏寿郎のことで父が泣くシーンが感動もの
炭治郎が杏寿郎の最期の言葉を伝えるために煉獄家を訪れたとき、槇寿郎は悪態をつき聞く耳を持たない状態でした。
炭治郎が帰った後、時間をおいて千寿郎が兄・杏寿郎の最期の言葉を伝えに行きます。
しかしそこでも「うるさい!」「どうせ俺への恨み言だろう!」「出て行け!」と当たり散らされてしまいます。
千寿郎は父の部屋を去る間際、兄・杏寿郎の最期の言葉だけを言い残します。
体を大切にしてほしい、兄上が父上に残した言葉はそれだけです、と。
それを聞いた槇寿郎は、在りし日の息子・杏寿郎を思い浮かべ、涙を流したのでした。
息子の名前を呼び、涙を流す槇寿郎。
辛く当たってきたことを悔やんでも、もう二度と息子に会うことはできません。
妻を失い気力をなくし立ち直れなくなってしまったということは、それだけ家族を大切に思い愛情深く接してきたということでもあります。
そして杏寿郎には幼い頃の父の姿や父に愛された記憶があり、父が立ち直ることを願い続けていたのです。
立派だった父の背中を追って炎柱となり、炎柱として責務を全うし亡くなった杏寿郎。
槇寿郎は息子の思いに気づきながらも、現実から目を背けて酒に逃げ、辛く当たり続けてしまったのです。
悔やんでも悔やみきれないですね。
立ち直れずにうずくまっている間に息子まで失ってしまうなんて・・・
煉獄杏寿郎の父は最後どうなる?
息子・杏寿郎の最期の言葉をきっかけに、態度を改めた槇寿郎。
生活態度も改め、酒も控えるようになっていきます。
そして、鬼舞辻無惨との最終決戦では、元音柱・宇髄天元とともに産屋敷邸の護衛に当たっています。
このときの槇寿郎は酒浸りの姿ではなく、元炎柱らしい凜々しい姿でした。
最終決戦後は、千寿郎とともに炭治郎のお見舞いに訪れています。
千寿郎に手を引かれ、炭治郎の元へ駆け寄る槇寿郎。
杏寿郎の鍔をつけて最後まで戦ってくれたことに感謝し、炭治郎に言葉をかけています。
荒れ果てた暮らしから立ち直り、炭治郎とも和解できてよかったですね。
その後帰路につく際、千寿郎と手を繋いでいる様子が描かれていました。
これまでの行動を悔い改め、千寿郎との関係も良好になった様子でした。
槇寿郎が本来の自分を取り戻せてよかったですね!
最後の無惨戦でこの2人が加勢に行ったらもっと楽だった説はここだけの話
まとめ
鬼滅の刃に登場する元炎柱・煉獄槇寿郎について詳しくご紹介しました!
いかがでしたか?
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編では炎柱・煉獄杏寿郎の夢の中に登場しましたね。
杏寿郎のお父さんにしてはかなりひどい有様で、ギャップにびっくりした人も多いはず。
あんな状態になってしまったのは理由があったんですね。
時間はかかりましたが、槇寿郎が立ち直ってくれてよかったです。
槇寿郎は今後のアニメにも登場するので楽しみです!
ぜひ煉獄家のエピソードにも注目してみてください。
以上、煉獄杏寿郎の父・煉獄槇寿郎についてお伝えしました!