坂田銀時のモデルは久坂玄瑞?攘夷戦争時の年齢は【銀魂】

ほとんどの登場人物にモデルがいる銀魂ですが
銀魂の主人公坂田銀時ですが、モデルが誰なのか気になりますよね。
今回は坂田銀時のモデルと不詳な年齢についてまとめましたのでご覧ください。

坂田銀時のモデルは

坂田銀時のモデルについて調べてくと、諸説あることがわかりました。
何人かいるようなので順番に解説していきます。

坂田銀時のモデル【金太郎(坂田金時)】

坂田銀時のモデルの一番濃厚なのはこちら。
公式本にも記載があったとの情報もある「坂田金時」です。

この坂田金時ですが、幼名は「金太郎」


あのみんなが知ってる童謡の金太郎のモデルです。

金太郎は天暦10年(956年)5月に誕生した。
彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)が京にのぼった時、宮中に仕えていた坂田蔵人(くらんど)と結ばれ懐妊した子供であった。
八重桐は故郷に帰り金太郎を産んだが、坂田が亡くなってしまったため、京へ帰らず故郷で育てることにした。
成長した金太郎は足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育った。

足柄山で熊と相撲とったっていうのは創作ではなくて本当の話だったんですね笑
金太郎は熊と相撲を取った他にも酒呑童子という鬼を退治した逸話で有名ですよね。

この金太郎が公式に書いてあったわけなので正しいと思うのですが他にもモデルと呼ばれる人物がいます。

坂田銀時のモデル【久坂玄瑞】

こちらは坂田銀時自身のモデルと言うよりは坂田銀時の在り方。
つまり生き方や立ち回りのモデルになったのは「久坂玄瑞」(くさかげんすい)と言われています。

坂田銀時は「攘夷四天王」と呼ばれていますよね。

史実上で攘夷志士として名を馳せたのが「松門四天王」です。
久坂玄瑞は松門四天王の1人なのですが、
「松門四天王」とは、吉田松陰が主催した松下村塾の門下生のうち特に優秀だった高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿、入江九一の4人のことです。

高杉晋作は銀魂でも坂田銀時のライバル「高杉晋助」として登場しますよね。

久坂玄瑞は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で主人公・文の最初の夫として取り上げられましたね。
吉田松陰は、久坂玄瑞を「防長第一流の人物」と高く評価し、自らの妹・文と結婚させます。
久坂玄瑞は、身長約180センチほどの長身で、声が大きく美声だったと言います。

また、容姿端麗の美男子で、詩を吟じながら鴨川を歩くと、河畔の店から女性たちが顔を出して、「長州の久坂さん」だとざわめいたそうです。
幕末の色男というと新撰組副長の土方歳三が有名ですが、土方歳三よりも久坂玄瑞は人気が高かったと言われています。

久坂玄瑞は、師であった吉田松陰が刑死したのを契機として、長州尊攘運動の先頭に立ち、藩論の攘夷転換に尽力します。

しかし、禁門の変で同じく松下村塾生である寺島忠三郎とともに自刃します。享年25歳でした。
高杉晋作は、久坂玄瑞の死を受け入れられず、夢に見るほどだったと言います。

生き方がまさに坂田銀時と似ていますよね。
ただ坂田銀時は自害はしなさそうですね。

ケイゾクの「真山徹」もモデル

作者の空知さんが2017年に受けたインタビューの中で「真山徹」もモデルにしたと話していました。

真山徹とは

柴田純の教育係兼相棒。
ぶっきらぼうかつシニカルで人間不信。
妹を朝倉裕人達に強姦された過去を持ち、無罪放免になった主犯の朝倉をストーキングしている。

確かにぶっきらぼうなところとか表情とか似てる気がします。
いつもは緩いんだけどやるときはやるところとか似てますかね。

 

坂田銀時のモデルだけなぜ平安時代

「銀魂」に登場する人物たちのモデルはほとんどが江戸時代から幕末にかけて実在した人物がモデルになっています。

なんですが、なぜか主人公の坂田銀時だけ、平安時代に存在した「坂田金時」がモデルになっているのに不思議な感じを受けますよね。

それには理由がありました。
作者の空知先生は、幕末だけではなく陰陽師のような平安のロマンや戦国時代の忍者なども史実自体が好きなようなのです。
なので「銀魂」の登場人物も別に江戸から幕末に縛って考えたわけではなさそうです。

これには実は裏話もありました。

銀魂は初代編集の大西さんが空知先生が歴史物が好きだと言う話を聞いて
連載を始める年のNHK大河が「新選組!」だったので
それに便乗して新選組の漫画を連載しろ、と言ったことから始まります

空知先生は仕方がなく、新選組の土方歳三を主役にしたキャラをいくつか考えたのですが
・土方歳三を崩せない。中途半端なキャラになってしまう
・新選組を主役にすると、組織中心の漫画になってしまう。自由な漫画が描けない

と、言う理由で土方歳三をボコボコに崩したあげく
「万事屋銀さん」と言う名前を付けたらシックリくる主役が出来上がったそうです。

ですから、銀さんのモデルが坂田金時だと言うのは言わば後付けで、銀さんのモデルの半分は実は「土方歳三」です

なので、初期の頃の表紙絵(連載の時の)に銀さん・土方がコスチュームチェンジした物があったり
動乱篇で銀さんが土方と同じ真選組の隊服を着たりしているのです

単行本19巻位のインタビューを読むと
「やはり真選組を主役にした方が良かったのではないか?」とかなり迷われた時期もあったようですが
今ははっきり「銀魂は万事屋の物語」と決めているようです

と言うことは坂田銀時のモデルが坂田金時と言うのも後付けと言うかキャラができてから史実から似ている人をトッピングした可能性がありますよね。

しかし、坂田銀時は坂田銀時と言うキャラで成立していますので何も問題は無いですよね。

ところで坂田銀時って何歳なんでしょうか?

坂田銀時の年齢は

坂田銀時って若そうには見えますが年齢不詳な感じがかなりありますよね。

結果から言うと年齢は20代と言うことになっています。

と言うのも作者の空知さんが20代とざっくり述べていますので、決まっていないと言うのが正しいでしょうか。

ちなみに誕生には10月10日と言うのははっきりしています。

坂田銀時の年齢を推測

アニメや漫画の時系列から推測していく事はできるかと思います。

まず坂田銀時は親がいないとはっきり言っていますので実の親とは死別しているようです。

師である吉田松陽と出会う前の坂田銀時は、弔われずに放置された死体の金品を剥ぎ取る死体専門の追い剥ぎのようなことをして暮らしていました。

吉田松陽とのサイズ感や顔の雰囲気からおそらく現代の小学校低学年くらいの年齢と予測できますね

高杉晋助たちと出会った頃は雰囲気的に小学校高学年というところでしょうか。
だいぶ大人びてきています。

吉田松陽が連れ去られる時でだいぶ身長も伸びています。
中学校〜高校という感じでしょうか。

そこから約10年後が今の銀さんということになりますのでおおよそ25歳から28歳位と言う予想がつきます。

坂田銀時が攘夷戦争に参加した年齢は?

これに関してわかりやすくまとめてある記事がありましたのでご紹介します。

30年前 攘夷戦争勃発
20年前 銀時、桂、高杉、7歳 寺子屋入学
14年前 〃 13歳 寺子屋卒業
銀さん寺子屋中学校入学
桂、高杉、地元に戻ってそれぞれ鬼兵隊などの軍隊結成
11年前 松陽先生捕らえられ死刑
それぞれ攘夷戦争参加
坂本と出会う
6年前 坂本戦争離脱、地元に戻り快援隊結成
5年前 銀さん戦争離脱
近藤さんの道場メンバーが江戸に上がる(幕府側に付くため)

半年後にお登勢さんと知り合う、万屋立上げ
その頃、ターミナル建設着工、廃刀令、攘夷戦争も終わる。
近藤さん松平と出会い、真選組結成
幕府の抵抗勢力は攘夷浪士と言われるようになる
高杉鬼兵隊のせん滅その2年後に復活
現在に至る 銀時、高杉、桂 27歳

やはり上に挙げた時系列で追った年齢でほぼほぼ間違いなさそうですね。

しかし肝心なのは、「作者の空知さん自身がそういう細かいところはあまり考えていない

と言うことです。

坂田銀時まとめ

いかがでしたでしょうか?

坂田銀時のモデルと年齢についてまとめました。

・坂田銀時は3つのモデルから成る。

・坂田金時(金太郎)→名前
・久坂玄瑞→生き方、在り方
・真山徹→性格

でしたね。
史実好きな空知さんらしさも反映されていることがわかりました。

年齢は20代と言うのが公式の発表。
時系列から推測するには20代後半27歳前後と言うのが濃厚なようでした。

何はともあれ銀魂って面白いですよね笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA