伊黒小芭内の過去を考察!188〜189話で語られた壮絶な過去について【鬼滅の刃】

鬼滅の刃に登場する鬼殺隊 蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)。

目は左右の色が異なるオッドアイ、口元を包帯で覆い、首元には蛇を巻いています。

特徴的な見た目で、かなりインパクトがありますよね!

アニメ派の人にとっては炭治郎に意地悪した柱という印象が強いのではないでしょうか?

じつは伊黒小芭内は柱の中でも屈指の壮絶な過去を持つ人物なのです。

今回は、伊黒小芭内について詳しくご紹介していきます!

伊黒小芭内の過去について

鬼殺隊の柱として物語に登場する伊黒小芭内。

初めて登場したのは那田蜘蛛山編の後、炭治郎と禰豆子が連れて行かれた柱合会議でしたね。

炭治郎と禰豆子を木の上から見下ろしているシーンが印象的です。

伊黒小芭内は気難しい性格で、柱以外の隊士を信用していないところがあります。

柱合会議のときも「信用しない信用しない」と言っていましたね

伊黒小芭内の声は人気声優・鈴村健一さん。いい声です!

嫌味や皮肉を言うこともしばしばで、

執念深いその性格は「ネチネチしている」とも表現されています。

炭治郎と禰豆子が柱合会議にかけられたときにも一貫して厳しい態度でしたね。

このような態度には、伊黒小芭内の過去が深く関係しています。

じつは伊黒小芭内の一族には鬼にまつわる悲しい過去があったのです。

そしてそこに伊黒小芭内が人を信用できなくなった原因が隠されています。

では、詳しくご紹介していきます!

伊黒小芭内の口元の包帯の理由が悲しすぎる

伊黒小芭内の一族は古くから「蛇鬼」という鬼と深く関係がありました。

小芭内の一族は、蛇鬼に支配されていたのです。

蛇鬼から与えられる金で屋敷を構え、生計を立てて暮らしていました。

しかし、金を与えられる代わりに小芭内の一族は生け贄を捧げなければなりませんでした。

蛇鬼が好むのは赤子の生け贄。

小芭内の一族の女性たちは、赤子を産んでは生け贄として捧げていたのです。

小芭内の妹三人は生後まもなく蛇鬼に献上されて食べられています。

なんてひどい話なんでしょう・・・

生け贄にするためにこどもを産まなければならないなんて・・・

伊黒小芭内の一族は、代々女児ばかりが生まれる一族でした。

そんな中、小芭内は三百七十年ぶりに一族に産まれた男児だったのです。

蛇鬼に気に入られた小芭内は座敷牢に入れられ、長らく生け贄として育てられました。

そして、蛇鬼は自らの口の形とお揃いにするため、小芭内の口の端を引き裂いたのです。

小芭内が口元を隠しているのはこの時の傷痕が原因となっています。

小芭内は鬼の元でつらい幼少期を過ごしていたんだね・・・

ヘビを嫌っていたのになぜ「蛇柱」なのか

代々蛇鬼に支配され苦しめられてきた伊黒小芭内の一族。

小芭内が蛇を嫌いになってしまうのも無理はありませんよね。

しかしそんな日々の中、小芭内に寄り添ってくれたのもまた蛇でした。

https://twitter.com/5N93C7OhHrNFmI7/status/1371264928665853952?s=20

蛇柱・伊黒小芭内の首元に常に寄り添っている白い蛇。

鏑丸(かぶらまる)という名前のオスの蛇です。

蛇柱・伊黒小芭内と鏑丸との出会いは幼少期にまでさかのぼります。

小芭内が生け贄として座敷牢に閉じ込められていたとき、迷い込んできた蛇が鏑丸でした。

親族からも気味悪がられ、一族の保身のために生け贄として捧げられようとしていた小芭内。

そんな小芭内にとって鏑丸は唯一信用できる生き物だったのです。

自分を生け贄に捧げようとしている親族なんて信用できないですよね

周りに自分を助けようとしてくれる人がひとりもいなかったんだね

小芭内は生きることを諦めず、必死に日々を生き延びて外へ脱出します。

盗んだかんざしを使って根気強く座敷牢を削り続けました。

そしてついに脱出に成功。

蛇鬼が追いかけてきますが、そこへ駆けつけた当時の炎柱に救出され、命は助かりました。

このとき、生き延びた親戚の女の子から、座敷牢から逃げ出したことを責められています

鬼殺隊に入ってからは、自身のつらい経験もあって鬼の滅殺に心血を注ぎます。

蛇の呼吸は水の呼吸から派生した呼吸で、独自の呼吸法です。

伊黒小芭内とは切っても切れない「蛇」という生き物の存在。

蛇柱となったのは、自身の過去や鏑丸との出会いが大きいのでしょうね。

伊黒小芭内の特徴でもあるオッドアイですが、じつは右目はほとんど見えていません。

戦闘時は鏑丸が小芭内の右目をカバーしてくれています。

文字通り、一心同体とも言える存在ですね!

伊黒小芭内の過去の話は何巻の何話で読める?

伊黒小芭内の過去が描かれているのは鬼滅の刃の終盤です。

原作コミックスでは22巻の188話にて描かれています。

少しですが189話にも伊黒小芭内の過去の描写があるので合わせて読むのがおすすめです。

伊黒小芭内の一族が蛇鬼から与えられていた金。

それは言わずもがな蛇鬼が人間を殺して強奪したものでした。

そのことを知った小芭内は、自身を含めた一族すべてに対して強い嫌悪感を抱いています。

「恥を恥とも思わない業突く張りで見栄っ張りの醜い一族」
「人を殺して私腹を肥やす汚い血族の人間」

自身や一族のことをこのように表現するほどその嫌悪は激しいものでした。

自分も酷い目にあっていたし、あまり自分を責めないでほしいね・・・

汚れた一族に産まれたことを恥じ、どうにもならない生い立ちに打ちひしがれる小芭内。

鬼殺隊に入隊してからは感情をひたすら鬼を憎み倒す力に変え、悪鬼滅殺に邁進してきました。

鬼を倒し守った人間に感謝されたときだけは「自分がいいものへなれた気がした」と語っています。

人を助けるために鬼と戦って、それでも自分を許せないなんてつらすぎますね。

また、小芭内は蛇鬼の生け贄となるためだけに用意された贅沢すぎる食事を与えられてきました。

そのため、鬼の支配から逃れ柱となってからも、食事自体が好きではありません。

三日ほど食事を摂らなかったとしても平気なほどで、柱の中では最も少食です。

まとめ

鬼滅の刃に登場する蛇柱・伊黒小芭内について詳しくご紹介しました!

いかがでしたか?

鬼殺隊に入るまで酷い扱いを受けつらい人生を送ってきた伊黒小芭内。

鏑丸と出会い、鬼殺隊の柱として活躍するまでにこんなにもひどい目に遭っていたのですね。

鬼への憎しみから任務最優先となり、周囲への対応も厳しめになってしまうのも納得です。

鬼に苦しめられる人々を救うために奔走する小芭内。

楽しいと思える時間が少しでも多くある人生だったことを願ってやまないですね。

以上、伊黒小芭内の素顔についてお伝えしました!

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